退職したいけど辞められない!引止めにあっても確実に退職する方法

「退職の苦労」を考えたことはあるでしょうか。あるいは実際に今退職で困っている方もいらっしゃるでしょう。

どのクリニックでもというわけではありませんが、ブラックなクリニックに勤めると、どのような辞め方をしても揉める傾向にあります。

医療事務でも看護師でも、退職する際は「はっきりと意思表示をする」ということが一番大切ですので、実際に私が関わった例を参考に対策を考えてみましょう。

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退職したいと伝えているが辞められない

もう1年程前の話ですが、医療事務として仕事をされている方から、「退職の意思を示しているのに辞められない」というご相談をいただいたことがあります。

このご相談者を仮にAさんとして状況を整理してみましょう。

Aさんは産婦人科で医療事務をしています。医療事務のキャリアは合計10年程になり、当時のクリニックに転職して2年弱。待遇面と院長先生のパワハラで体調を崩したことが原因で、退職することを決められました。

医療機関でなくても突然の退職は「常識がない」と評価されがちですが、この方の場合はできるだけ円満に退社したいと考えていらっしゃり、院長先生やスタッフの皆さんから悪く思われたくないという想いが強いと感じました。

Aさんの契約書

Aさんとクリニックが結んだ契約書を拝見すると「退職の90日前までに申し出ること」という記載がありました。

実際には、退職届を提出してから最低2週間で退職することができるので、このような記載があっても無効です。

一般的には「1ヶ月」というのが退職の意を表してから実際に退職するまでの1つの目安です。特に引継ぎのことを考えると30日程度はどうしても必要でしょう。

「少数精鋭で仕事をしており、実力のある方が急に辞めてしまうと運営が滞ってしまう」という医療機関側の考えも理解はできますが、

30日程度であればまだしも、さすがに90日というのはいかがなものかと思います。

引きとめ

Aさんが退職の意を表明してからは、院長先生から頻繁に引き止めが入りました。

引止めの理由は「次の人が入らないとクリニックが運営できない」ということでした。

条件面やその他の話で応募自体がないのか、それとも選考基準が厳しいのかははっきりしませんでしたが、募集は行っているものの、なかなか新しい方が決まらない状況でした。

院長先生に何度伺っても、「まだ決まっていない」としか教えてもらえず、退職できるか不透明な状況がさらに体調を悪化させているようでした。

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退職日が決まらない時の解決策

医療事務であれ看護師であれ、全く同じ状況とはいかなくても、似たような状況で退職日が決定しない方は意外と多いのではないでしょうか。

上記のAさんの場合は、退職の意を表してから90日で無事退職できましたが、クリニックとして退職者へのケアが不十分であることは言うまでもありません。

退職したいけど退職できないとき、どうするのが良いのでしょうか。

院長先生へ退職届を提出する

「退職」も労働者の権利ですので、円満退社でなくても良いと考えるなら、退職届を強引に提出するという方法が1番手取り早いです。

円満に退職できるならそれが1番ですが、退職の意を表明したら院内でイジメを受けるようになったなどという話も良く聞きますので、辞められる日がはっきりしないようであれば、責任者(クリニックの場合は院長先生)に退職届を手渡ししましょう。

法的には退職届を提出していれば14日後には退職できます。(派遣の場合は除きます。)

退職届を受け取ってもらえない場合はどうするか

受け取ってもらえない場合は、まず何回か受け取ってもらえるようにチャレンジしましょう。

それでも受け取ってもらえない場合は、責任者の机に置き、その事実を記録しましょう。携帯で写真を撮っておくだけでよいです。

日付とGPS情報が入っていればなお良いので、スマホでの撮影が良いでしょう。

机の上に置いたのに捨てられたなど、さらに強硬な手段をとるようであれば、配達記録付きの内容証明郵便を使用するという手があります。

多少なりとも手間と経費がかかりますので、最終手段と考えてください。

基本は話し合い

「ここまでの強硬手段をとりなくない」と考える方も多いでしょう。ただ、そうなると話し合いを基本にするしかありません。

できれば「迷惑をかけないで退職したいと考えている。難しいとは思うが退職できる日は確定して欲しい」という旨をきちんと院長先生に伝え、ご理解いただければそれが1番良い方法です。

退職届を強硬手段で提出する方法は、最終手段と考えてください。

円満退社のコツは『クリニックを円満退社するためにはまず退職理由を考えよう』にも書いておきましたので、まずはこちらから試してみてはいかがでしょうか。

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。

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