一般事務や営業事務と医療事務就職するならどちらが良いか

一般事務(営業事務)と医療事務は仕事の内容が異なりますが、これからキャリアを考える上で一般事務と医療事務のどちらで働いていこうかと考えている方もいらっしゃると思います。

同じ「事務」ですが仕事の特性も待遇面もかなり異なりますので、今回はこの2つを比較します。私の仕事上の主観も混ざっており、若干医療事務を推した記載となっているかもしれませんが、お役に立てれば光栄です。

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人気は景気に左右される

医療事務の求人の倍率が上がる・・・つまり医療事務の採用が狭き門になるのは景気が悪くなったときです。医療機関が閉院(倒産)しにくいというのが主な理由です。

参照:医療事務求人と資格取得状況は景気に左右される

景気が良いとき

景気が良いときはどうなるのでしょう?

私は経済の専門ではありませんので詳しい解説は専門の方にお譲りしますが、日本はこれから2020年の東京オリンピックまでは好景気にみまわれるというのが一般的な見解です。もちろん何が起こるかはわかりませんが・・・。

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景気が良い時は一般事務の人気が高い

景気が良い時は医療事務より一般事務が選ばれる傾向にあります。大きく分けると理由は下記2点です。

残業時間

医療事務はレセプト作業などにより残業が発生する職種です。年間を通してコンスタントに残業がある場合と、繁忙時期のみのクリニックがありますが、一般事務と比べて医療事務の方が残業時間が多いということは間違いありません。

昔はレセプトといえば紙ベースが常識で、「持ち帰って仕事をしていた」など、今では考えられない仕事の仕方をしていた話も聞いたことがありますが、現在は電子化が進んだことと、プライバシー保護の観点からそれは難しいでしょう。

会社により一般事務にも行うことの幅があるので、「毎日必ず定時にあがれる仕事」と定義するのは無理がありますが、一般事務の方が残業時間が少ない」のは間違いないでしょう。

「医療事務は魅力的だが残業が多いのは困る・・・」という方は、パートで働くという選択肢もあります。

参照:医療事務のパートで働くことのメリットとデメリット

休日・休暇

一般事務を雇う会社の多くは土日休みであり、有給休暇や長期休暇の取得が比較的容易であることが多いのに対し、医療事務では土日休みの仕事は少なく(クリニックによっては土日休みのところもありますが)休日がシフト制であることが通常です。

また、医療系のクリニックは木曜日が休みになることが多く、毎週木曜日とそれ以外の1日をシフト制にしているクリニックも良く見かけます。

夏休みなど決まった時期に休暇が設定されていますが、医療業界では有給休暇を組み合わせて自由に長期休みを設定するという習慣を私は見かけたことがありません。

まずそういったことは難しいと思っていた方が良いでしょう。

その他の要因

他にも考えられる要因は幾つかあります。

<立ち仕事>

一般事務は主に座って仕事を行いますが、医療事務は多くの場合立ち仕事です。「立ち仕事」と言われても若い方はあまりピンと来ないかもしれませんが、ある程度の年齢になると体にこたえるので、敬遠される傾向にあります。

<職場の人数>

同じ仕事をしている方の人数が多い方が良いという理由も伺ったことがあります。

美容外科など綿密なカウンセリングが必要な場合はこの限りではありませんが、クリニックの運営を考えると、少数精鋭で仕事を行うことが基本ですので、先輩後輩を合わせて10名以上医療事務がいるクリニックというのは非常に稀です。

参照:美容外科の受付求人へ応募するのはの医療事務としてありか

参照: 美容外科クリニックで事件!仕事のスタンスを見直して良い仕事を

また、そもそも診療時間が19時、20時までというのも都内のクリニックでは一般的になりつつありますので、残業がなかったとしても帰宅時間が遅いという部分がネックになることもあります。

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一般事務の方が医療事務より良い職種か

結論から申し上げると私はそうは思いません。

一般事務といわれる職種の多くはキャリアの展望が乏しく、市場には同じ仕事をできる人材があふれています。一般事務としての経験の差はありますが、大方1年以内にはその差はかなり埋まってしまうでしょう。

医療事務は技術職

医療事務は技術職ですので、仮に務めているクリニックが閉院したとしても、転職先が見つかりやすいメリットがありますし、クリニック自体も一般企業と比べれば閉院のリスクは低いので安定していると言えます。

2016年現在は好景気と言われています。好景気の時は「安定」という言葉に魅力を感じる方は少ないのかもしれませんが、2020年までは大方の予想通り好景気が続いたとしても、それ以降どんなことが起こるかは誰にもわかりません。

日本で仕事をする限り、就職の際に「年齢」は必ず付きまとうので、技術を身につけ、それを日々磨きながらキャリアを積むことができる医療事務は、長い目で見たときにとても魅力的なはずです。

参照:医療事務は年齢よりキャリア!長く働きたい人へのアドバイス

中途半端では難しい

ただし、中途半端では勤まらないというのもまた事実です。

技術を磨き続けるということは非常にハードルが高いので、「医療事務を志望してはみたものの、自分には合わなかった」という方は意外に多く、比較的離職率が高い職種でもあります。

しかし、医療事務の仕事を身につけてしまえば、そのスキルを買ってくれる医療機関は全国にあります。そのスキルを身につけていただくまでが勝負です。

参照:医療事務がレセプト点検のみならず請求業務全体を行うメリット

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。
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