医療事務の職場環境を探る逆質問!退職理由で働きやすさが見えてくる

医療事務の面接で逆質問時にどんな質問をしたら良いかは、すでにこちらの記事でお話しましたが、働きやすいクリニックかどうかを見分ける質問の選択肢は多いにこしたことはありません。

この質問1つで、働きやさの全てがわかるわけではありませんが、面接の進み方によっては、職場環境を確認する1つのヒントとなりますのでご紹介します。

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以前のスタッフの退職理由を教えてください

今回ご紹介する逆質問の「何故募集をしているのですか?」というように、募集に至った理由を聞いてみましょう。

クリニックで募集が無ければ、医療事務になれないかもしれないわけですから、少し変な感じがするかもしれませんが、

離職率が高いクリニックを洗い出すためのけん制として使用します。

本来は、「前のスタッフの退職理由を教えてください」という質問を直接すれば良いのですが、以前のスタッフの話が無いなかでは、あまりに唐突過ぎるため、まずは、「何故募集しているのか」を先に聞くと、話がしやすいのではないかと思います。

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産休のためとご主人の転勤に注意

ブラックなクリニックですと、この質問は意外に答えにくいものがあります。

まさか、「気難しい院長先生で、そのスタッフと合わず、居場所がなくなって辞めた」などということは、事実であっても言えないからです。

こんな時、鉄板の受け答えが「産休に入った」「ご主人の転勤」です。

看護師の記事として下記でご紹介していますが、この2つはどちらも仕方のない理由であり、少なくとも面接中に本当かどうかを確認する術がないのです。

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「産休に入った」の対処法

こちらの質問に対し、「産休に入った」という答えの場合は、この部分を掘り下げてみましょう。

まず、念のために確かめておきたいのは、産休代替の募集か、それとも期間を定めない雇用かということです。

もし、ここで、求人票にその旨が記載されていないのに、産休代替の雇用だった場合は、面接を辞退することをお勧めしますが、

期間を定めない雇用だった場合もその理由を詳しく聞きましょう。

「産休をとられている方が戻ってくると、人数は増えてしまいますが、問題ないのでしょうか?」

のような質問が良いと思います。

ここで「諸事情で戻ってこない」など、産休ではありえない答えが返ってきたり、当初産休が理由だったものが、「妊娠を理由に退職」など、別の理由にすりかわっていたりしたら、ブラックを疑ってください。

<関連>産休に関しての質問の仕方は下記の記事もご参照ください。

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人数が増えても問題ない本当の理由

特に離職率が高いクリニックではよくあるのですが、退職してもいいように、少し人数を多めに採用しておくことがあります。

産休を取得しているスタッフがいることが、新しいスタッフを募集している理由でも、多めに採用していると考えられる場合は、その理由を詳しく聞いておくべきだと思います。

せっかくだから産休について聞く

せっかく相手が「産休」という聞きにくいワードを出してくれているわけですから、「産休をとるスタッフはどのくらいいるんですか?」など、

産休の実績の有無や、取得のしやすさを確認しておきましょう。

「ご主人の転勤」への対処法

答えが「ご主人の転勤」だった場合は、「ちなみにどちらの方へいかれたんですか?」など、少し深い部分まで聞いて揺さぶりをかけ、面接官に微妙な変化がないかを見ます。

本来は違う退職理由だった場合は、そこまで突っ込まれることは予想していないはずなので、ボロが出やすい項目でもあります。

ご主人の転勤は多いのか確認

また、この理由が出たときは「そういうスタッフは多いのか」を確認したほうが良いと思います。

本当のことが多いとは思いますが、なかなか辞めさせてもらえないクリニックでは、良く使われる退職理由のため、ご主人の転勤で辞める方が多い場合は、

始めから「産休とご主人の転勤以外で」と言ってしまっても良い

はじめから「産休とご主人の転勤以外で退職されたスタッフの退職理由を教えてください」と聞いてしまっても良いでしょう。

「何故その2つ以外なのか?」と聞かれた際には、「何回か別のクリニックで面接を受けたが、以前のスタッフの退職理由が、産休とご主人の転勤以外出てこなかった」と答えておけば、まず減点にはなりません。

ただ、働きやすさを測るという意味では、あまり意味のない質問になってしまうかもしれません。

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逆質問時の注意事項

逆質問時は慎重に質問する必要があるのだから、このような質問は印象が悪いのではないか

とお考えの方もいらっしゃると思います。

確かに、質問を求めると条件面の質問ばかりでは、今まで良い印象だった方でも、一気に評価が下がってしまうことはありえます。

ただ、今回の質問は「働きやすいか環境か」ということを、別の質問から探っているので、直接的な質問をするのと比べれば、印象の悪化は避けられると考えられます。

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逆質問の時に何を聞いたら良いか分からない方は、下記の記事をご参照ください。

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 最後に

退職理由が、ご本人の力ではとうすることもできない内容ばかりであったら、少なくとも退職しにくいクリニックであるといことは想定できます。

なぜかというと、退職しにくいクリニック程、ご主人の転勤、実家の家族が体調を崩した、等々、ご自身ではどうしようもない状況を利用して退職しているからです。

退職しにくいクリニック=職場環境の悪いクリニックとは限りませんが、何かしら疑う要素があるというのもまた事実です。

<関連>

逆質問時に注意!未経験者が医療事務の面接でしてはいけない質問
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また、逆質問は、本来面接を受けている側が有利になる項目でもあります。

「相手の話ずらいことを聞いてしまって不合格にならないか心配」という考えは良く分かりますが、極端に隠し事が多いクリニックを除けば、少々掘り下げる程度で評価が大きく変わることはありません。

条件面の質問だけは、1つか2つに絞ったほうが無難ですが、面接の会話の中で発生する質問は、この中には含まないと考えてください。

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。

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