未経験で医療事務になるには過去の経験を具体化しよう

未経験で医療事務になるためにどんなことをしたらいいですか?

最近いただいたご質問です。

どのような医療事務になりたいか、医療事務としてどのような仕事や働き方をしたいのかで大きく変わってしまうのですが、「今までの経験を生かして」という部分を具体的にする方法を提案したいと思います。

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今までの経験を生かして

「今までの経験を生かして、一刻も早く戦力になれるよう努力する所存です。」

医療事務未経験の方の履歴書には、高確率でこのひとことが入っています。

履歴書では記入欄のスペースの関係もあり、このような表記になっていると考えられますが、スペースがあっても同じような表記になる方が少なくありません。

面接をする側から申し上げますと、どのような経験が、医療事務の仕事でどのように生かせると考えているかを聞きたいわけですから、

全ては記入できなかったとしても、せめて概要だけでも記載していただきたい項目です。

「聞かれたら答えられるようにしている」では足りない

中には「未経験なのだから、面接で聞かれるから答えられるようにして置けばよい」と考える方もいらっしゃると思います。

しかし、ありふれた内容に、興味をもって掘り下げてくれる面接官ばかりではありませんので、質問をしてもらえるように目立たせることが必要です。

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クリニックで重宝される能力をプラスαに

皆さんが良く使われる「今までの経験を生かして」の代わりに、

医療事務のスキルに、もう1つ得意なことをプラスして、「今後○○ができる医療事務として活躍していきたい」とするのはいかがでしょうか。

通常は、既に医療事務として働いている方に行うアドバイスですが、未経験の方でも、自分が得意なことを軸に医療事務を行えばよいのです。

もちろんこれは志望動機にも転用することができます。

自信がない方こそプラスαを考えるべき

未経験で医療事務になる方の中には、仕事を出来るかどうか自信がないという方もいらっしゃると思います。

面接を通して好まれる姿勢は、自信がありながらも謙虚な態度が出来ることですが、

はじめの仕事ということで謙虚になりすぎると、面接官は「消極的」という判断をするかもしれません。

初めての仕事で不安であったり、自信がない方こそ、自分の持っているスキルをプラスαし、医療事務だけの世界に収まらない働き方を考えているというアピールは、効果的に働くはずです。

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プラスαをどう考えるか

「○○が出来る医療事務」というコンセプトで考えるとかなりの選択肢はありますが、そのプラスαが、医療事務の仕事とまったく関係がないと、説得力はでません。

ではどう考えたら良いのでしょうか。

今まで行ってきたこと、もしくは、得意としていることのどちらかを軸に考えることがポイントです。

院内告知が作れる医療事務

何をプラスαとするかは、今まで行ってきたことと、得意なことを業務に絡めて考える必要がありますが、ここではパソコンスキルを例にとってお話します。

パソコンスキルと言われると身構えてしまうかもしれませんが、医療事務では高度なものは求められません。※求められるレベルは下記の記事をご参照ください。

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以前私が面接した方の中で、

「院内の告知やチラシを作ることで、クリニックに貢献できる。ただの医療事務ではなく、患者様目線でのレイアウトやホームページのコピーも考えたい」

という提案をしてきた方がいらっしゃいました。

ご自身がどのようなスキルを持っていて、それをどのように役立てることができるかまでを、イメージできるようにして提案されているので、ご自身の考えている今後のスキルまで、とても説得力がありました。

ちなみにこの方は、この時点でクリニックのレイアウトを行った経験があるわけでも、ホームページの製作に関わったことがあるわけでもありませんでした。

しかし、「院内の告知を作ることができる」というプラスαの仕事を行うことで信用を得て、医療事務の仕事をしながらそれらの仕事にも段々に関わることができるようになりました。

プラスαのスキルから、ご自身の今後の在り方までをも伝えた例としてご紹介しておきます。

また、これからの時代「外国人の接遇ができる医療事務」という切り口も面白いと思います。

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プラスαを応用力で2本目の刃に

ただし、プラスαのスキルがあることだけで満足してしまってはその先がありません。

「未経験から医療事務になるために」という目的のためだけであれば、プラスαの状態でも問題ありませんが、

実際に医療事務となったら、これを2本目の刃として研ぎ澄まし、他の医療事務と差別化をはかりましょう。

2本目の刃になって「○○もできる医療事務」となるのです。

医療事務としてのスキルを磨きながら、プラスαのスキルを昇華させ、ご自身の仕事のスタイルを見つけることができれば、医療事務として長く活躍できる人材になれます。

得意なだけで2本目の刃にならない

得意なものがあるだけでは2本目の刃にはなりえません。

例えば、エクセルが得意!という方がいらっしゃったとします。

得意とおっしゃるくらいですから、関数に詳しかったり、何かしらの資料を短時間で作成するだけのスキルをお持ちなのだと思います。

しかし、クリニックの院長先生の中には、エクセルは使えないという先生方もいらっしゃいますので、

そのような方からニーズをくみとり、分かりやすい資料を作るという「応用力」がないと、プラスαのスキルは、2本目の刃と呼べる代物ではなく、「○○もできる医療事務」というレベルには達しないでしょう。

得意なスキルを昇華させ、医療事務の仕事に溶け込ませることを忘れないでください。

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。

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