クリニックで用いられているマネジメント方法と特徴

この記事ではトップダウンのマネジメントを「北風」、ボトムアップのマネジメントを「太陽」に例えていますが、この2つマネジメント方法はよく引き合いに出されます。

多くの場合北風は乱暴なイメージがあり、外的圧力によって物事を思い通りにするというイメージがあり、「未熟な上司が使いがちである」というポジションです。
特に今の20代前半の方は、打たれ弱い方が多いということは現場感覚としてありますので、この方法は通用しなくなってきているともいえます。(通用しなくなってきているのは今に始まったことではありませんが。)

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北風マネジメント(トップダウン)は悪いのか

冒頭でも述べたとおり、北風のマネジメントにはあまり良いイメージがありませんが、特にクリニックではこのマネジメント方法が主流になっています。

決してこの方法が悪いわけではありませんが、全てをスタッフの意思に関係なく外的な力でねじ伏せてしまうのは、長い目で見たときに損失ですので、使い分けは必要です。
良いイメージがないと申し上げていますが、悪いことばかりではありません。
「スピード」という観点でみてみると、トップダウンの方式ですから、上手に導くことができれば北風マネジメントの方が迅速な対応ができます。
ただ、医療業界では緊急の問題も多いので、そんな時にスタッフ全員の同意を得ている暇はないというのはもっともな主張ですし、どんなにスタッフの不満が溜まっても、トップダウンで行わなければならないことはありますので、スタッフの皆さんにもある程度の我慢は必要です。

クリニックで北風マネジメントばかりの原因

クリニックでのマネジメントの問題点は、この北風マネジメント(トップダウン)の行われている頻度が高いことにあります。緊急を要することが多いとは言っても、行うこと全てが緊急ではありませんので、太陽マネジメントを織り交ぜていかねばなりません。

この原因は、マネージャーの経験不足によるものが大きいと思います。
マネジメントを行うのは院長先生や主任クラスのスタッフですが、原因はマネジメントの経験がなく、全体的に勉強不足であることはいなめません。

また、元々そのような経験をしてきたという方が少ないうえに、育てる環境が整っていないクリニックも多いので、比較的離職率が高めであるとも言い換えることができます。

人格を否定するのはダメ

幾らスピードを求めていても、人格を否定するのはダメです。
トップダウンのマネジメントを推奨する方の中には、自分は正しいのだから何をいっても問題ないと考えていらっしゃる方が多いのですが、実際には

個人の人格を否定しているのではなく、仕事の仕方を否定しているんだ

そうおっしゃる方のほとんどは人格を少なからず否定しています。

対策としては、どのように行えば良いのかをきちんと指導することです。
「きちんと指示したのに、言われたとおりにやらない」のであれば、時には厳しい指導も必要になりますが、もし「臨機応変」など具体的な行動ベースに落とし込めていないとすれば、それでは指示したことにはなりません。

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マネージャー職はどちらのマネジメントを行うべき?

いくら成長を待っていても、組織にとって必要な人材の成長度というものがあります。

個人で成長していくのではなく、組織にあわせて成長していかなければ意味がありません。

「スピード」では北風マネジメントが、
「組織形成」では太陽マネジメントが優れていますので、

この2つを適度に使い分けることは、クリニックのマネージャーとして今後必要になってくるでしょう。

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。

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