医療機関が閉院してしまう場合に考えられる理由

医療業界は安定している

不景気になるとこう考えて転職活動をされる方が増えるので、未経験でも医療事務になりたいと考える方が増えます。

確かに一般企業と比べると医療機関の倒産(閉院)のリスクはかなり低いと言えます。

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医療機関閉院のリスク

倒産のリスクが低いので「医療機関は安定しているのか」というご質問への答えは、一般企業との比較であればYESでしょう。

しかし、多くのクリニックの経営に携わっている経験から申し上げますと、「医療業界は経営が安定していて倒産はありえない」というほどではありません。

20年ほど前までであれば、ドクター(医師)はお金持ちというイメージが示すとおり、多少景気の波に左右されることはあっても、クリニックが廃業(閉院)するということは考えられなかったかもしれませんが、現在は医科のクリニックでも廃業に追い込まれることもあります。

閉院の理由1:ドクターの高齢化

高齢なドクターの場合、「跡継ぎがいない」という状態を非常に多く見かけます。

ドクターの仕事はかなりハードな部類ですし、仕事の辞め時はその方によって異なりますが、どこかで決断しなければならないことでもあるので、仕方ないことだともいえます。

閉院の理由2:患者様が集まらない

クリニックのマーケティングの多くは近隣に頼っています。

現在はインターネットのクチコミなど非常に情報が錯綜しますので、良くない噂が広まってしまうことで患者様が集まらないケースも散見されます。

早めに手を打てば挽回可能なのですが、放置されるドクターも多いので、この点は注意が必要です。

閉院の理由3:他のクリニックに患者様を奪われる

医療にビジネス色が出てくることによって、イメージが悪くなる為、私のようなコンサルタントが医療機関のアドバイスをするようになってからあまり日は経っていません。

ですが、私どものようなコンサルタントに、医療機関が苦手としているマーケティングの分野を積極的にアウトソーシングすることによって、開業時から多くの患者様にご来院いただくことも可能です。

この事例の当事者であるときは心強い味方となるブレインも、近隣のクリニックの話であれば、近所が商圏のクリニックは患者様を奪われることにも繋がりかねません。

競争社会であるということは医療業界にも存在しています。

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歯科と医科の比較

「歯科はコンビニより多い」というお話は聞いたことがあると思いますが、医科のクリニックはまだ歯科程の数には達していません。

ですので医科のクリニックが歯科並みの危機を向えているとは言いにくいですが、今まで廃業理由は跡継ぎ問題くらいのものだった医科のクリニックも、先ほど述べた理由が原因で閉院するという話も聞こえてきます。

医科のクリニックも増加傾向にありますので、これから先30年ずっと安泰ということはありませんが、それでも勤務先がなくなったり、保険のルールに天地を揺るがすような大改革があるとは考えにくでしょう。

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。
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