医療事務でも独立できるが日本の医療業界では慎重に

「昔はよく言ったじゃん? 寿司職人になるには10年以上の修行が必要だって。あれ、なんでかわかる? (寿司職人が増えすぎないように)わざと教えないようにしてるんだよ」

YouTubeで堀江貴文氏が配信している「ホリエモンチャンネル」での発言の抜粋です。

既存の常識にとらわれないこの考え方は私も意図するところではあります。新しいものを生み出すには行動せねばならず、その裏には他とは違う思考があるのだということです。

私も「技術を高めて独立し、自分のスキルをさらに上げていく道」をお勧めしています。
ですが、日本の医療業界で仕事をするのであれば、開業には慎重になったほうがよろしいでしょう。

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独立開業する

ドクターが独立開業するというのは、一般の方からすればリスクが低いように思われますが、クリニックを開設するには医療機器を数点導入する必要があり、いかに運転資金を確保するかが鍵となります。

地域にもよりますが、患者様が定着するまでに少なくとも1年~2年はかかりますので、その間は持ち出しになるケースもよくあります。

クリニックは一般の株式会社と比べ閉院のリスクは低いのですが、それでもじっくりと検討した上で行うべきです。

参照:医療機関が閉院してしまう場合に考えられる理由

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医療事務で独立する

ドクターには開業権がありますので、クリニックはドクターの個人事業としてなら開設できます。しかし看護師・医療事務で独立するとなるとそうはいきません。

ドクターや前述の寿司職人のお話と比べ明らかな違いは「開業権」の有無にあります。

では方法はないのでしょうか。

医療事務には医療での開業権はありませんが、その経験を生かして株式会社の社長になることは可能です。

例えばクリニックで身につけたレセプト技術を元に「点数を高く算定しつつも支払基金から問い合わせが少ないレセプトの方法」を考案し、そういった技術者を育てて派遣する、またはクリニックに入り医療事務のスタッフを教育する

といったことは可能です。

ですが、これらの仕事を一からはじめるには、それだけの営業力と人間関係があればこそです。

「これができるくらいの実力を付けるべく、将来のビジョンをもって努力する」という意見には大賛成ですが、誰でもできるものではありませんので、非常にハードルが高いのは言うまでもありません。

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出るクイは打たれる

日本には「出る杭は打たれる」ということわざがあります。

「そんなの日本だけだ!だから日本は暮らしにくいんだ!」

海外生活を経験したことのある方はこのようにおっしゃいます。

私は海外で生活したり仕事をしたりした経験はないのですが、日本の医療業界で働くのであれば、これに異を唱えるのはナンセンスだと考えています。

もちろん人と違うオリジナリティーがあることは素晴らしいことです。どこをみても同じような考えの方ばかりというのはつまらない組織かもしれません。

しかし、組織として統率を取る以上、それを受け入れなくてはならない時もあります。

「海外ではこうだから」とおっしゃる方、それは事実でしょうが、そこを否定してしまっては日本の医療業界で働くことは難しいのではないかと思うのです。

では周りに合わせて目立たないように生きればいいか?

いやそういう意味ではないんです。

私が考えるのは、

自分の技術を磨き、今のスキルを活かして将来のビジョンを構築し実現すること。

出ても目立たない杭になる
そして尊敬される杭になればよいのです。

出る杭の中には実力者もいますが、実力はそこそこなのに必要以上に目立とうとする方やなど、目立つということで出るのではなく、技術を高めて注目される人になってください。

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。
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