通常面接とは非日常です。
面接対策をきちんとしていても、未経験で医療事務になる場合は、経験者の方に比べて知識が劣ることが予想され、そもそも面接という場に慣れてないことでしょう。
面接で緊張してしまうのは仕方の無いことですが、もし緊張して上手く話せなかったとしても、その反省を次回の面接に生かすためにはきちんと反省点を割り出す必要があります。
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面接が終わったら必ず記録をとる
1番良いのは面接が終わった後に直すべき点を列挙する方法です。
帰りの電車の中で行っても良いですし、近所のカフェなどで行っても良いでしょう。
「この質問にはこういう答え方をしておけばよかった」など、面接の直後であれば反省点も多く出てくるのではないでしょうか。
病院とクリニックでは多少異なるものの、医療事務の面接で質問される事項や話題になることはどこも大きくは変わりません。
想定外のアドリブに弱い方は、できるだけ多くの質問に対して全てを想定内にするしかありませんので、例え面接が上手くいかなかったとしても次の面接へ反省を生かす努力を怠らないようにしましょう。
面接を録音する
上手く答えられなかった質問を列挙するくらいであれば、当日の夜に面接のことを振り返っていても間に合いますが、質問されてから答えるまでの間の取り方や雰囲気に関しては、時間が経つほどに色あせます。
そんなときは面接を録音しておくというのも1つの手段です。
スマートフォンをお持ちの方であれば簡単に録音ができますので、専用のものを購入しなければならない方は少ないでしょう。
ただし、面接を録音することをあらかじめ表明するのは評価に影響する可能性が高いのでオススメしません。
サイレントモードにしておけばまず録音していることがバレることはありませんので、録音する場合は内密に行いましょう。
もちろん録音のデータは自分の面接に役立てる目的のみに使用しましょう。
面接を録音するメリット
面接を録音するメリットをきちんと理解していないと、せっかく面接を録音して聞きなおしても、着目するべき点を間違うと良い結果はでません。
また、特に上手くいかなかった面接は、聞き返すのは不快ですし、面接への恐怖感が形成されてしまう場合もありますので注意が必要です。
ここではメリットを3つ挙げておきます。
録音でできる面接対策
面接を録音する際に一番注目していただきたい点は、自分の声の印象を知っておくことです。
本来はどのような表情を作っているか、相手の目を見ているかなどの視覚からくる印象も把握しておいたほうが良いのですが、面接本番でビデオ撮影をすることは困難ですので、音声から面接対策をします。
実際に録音したデータを聞いてみると、自分の話し方のクセがわかります。
「そうですねー」「えー」など無意識に前置きを多用していたり、通常通りはなしているつもりであっても意外に早口だたり、想定外の質問に答える時だけ声のトーンが違っていたり、強みとして強調したい部分が強調されいなかったり・・・
自分の声には違和感があると思いますが今まで意識していなかった点に必ず発見があるはずです。
声だけで良い印象の面接良い面接
音声だけを聞いて自分の対応が気にならないのであれば、その面接はとてもうまくいったと言えます。
通常は至らない点がたくさん出てきますので、自分でできることを意識し、正確に答えられなかった質問は、次回の面接で聞かれた時には答えられるように対策をしておきましょう。
面接の安全を確保する
2つ目は面接中の安全を確保することにあります。
あまり考えたくはありませんが、面接官が高圧的になる可能性もゼロではありません。
多くの面接担当者は初対面の印象が悪くならないように気を使っていますが、医療事務未経験者に対して高圧的になる面接官もいらっしゃるでしょう。
面接中に多少高圧的になられた位では使用しないとは思いますが、いざという時の為の保険くらいに考えておくとよいのではないでしょうか。
実際そこまで高圧的な面接担当者はほとんどいないはずなので、もしそのような方にあたってしまった場合は、貴重なサンプルが取れるかもしれません。
面接の確認事項に使える
内定が出た後の話ですが、「面接中に聞いた話と違う!」といういざこざを避ける為にも役立ちます。
例えば求人票に書いてあることと面接で言っている事が違い、その点について質問をした場合、面接官の答えを録音しておくことにより、条件面を整備することができます。