初めて医療事務の面接を受ける方にとって、何から対策をしていけば良いか迷うところだと思います。
面接対策の一歩目は志望動機を作成することです。まずはこの記事からスタートしてください。
この記事では、志望動機の作成が終わった後、面接の日までの対策方法を、優先順位が高い順にお話しします。
Contents
志望動機や自己PRを見直す
医療事務の面接だからといって、一般企業の面接と基本は同じです。
医療事務未経験の方に、面接対策で1番初めに行っていただきたいのは、履歴書や職務経歴書に書いた、志望動機、自己PRを改めて見直すことです。
面接の基本は、履歴書と職務経歴書を中心に進めますので、面接時に口頭で話す内容と辻褄を合わせなければなりません。
「履歴書・職務経歴書に書いてあることについてだったら、何を聞かれても大丈夫」という状態が理想ですが、
その中でも特に重要な「志望動機」と「自己PR」を見直すことが重要です。
辻褄が合わないとは?
「志望動機と辻褄が合わないことなんてあるわけない」とお考えの方のために、1つ例を出しておきます。
「患者様を第一にした医療サービスを考えて、業務に邁進したい」
志望動機の一部に、このように記載していたとします。
それを読んだ面接官が
「患者様を第一にした医療サービスとは、例えばどんなサービスがあると思いますか?」
と質問したとします。
この質問に答えられなければ、何となく体裁だけ整えたということがバレてしまいますね。
志望動機や自己PRに書いてあることを細かく見ながら、「自分が面接官だったら」という立場で書類を見ると、書いてあることを深く突き詰められるようになります。
面接で良く聞かれる質問
医療事務の面接でよく聞かれる項目は下記の記事にまとめてありますが、
ほぼ確実に聞かれるのは、「前職の退職理由」と「医療事務を選んだ理由」です。
特に前職が医療と関連がない場合は、この2つは鉄板で質問されます。
鉄板過ぎて既に対策済みかもしれませんが、まだの方は最優先で対策されることをお勧めします。
逆質問の対策
次の対策は、「何か質問はありますか?」への対策です。
面接の終盤でお決まりのパターンですが、医療事務の面接でもこのシチュエーションがあります。
「逆質問」といって、こちから質問をしなければなりませんが、医療事務について勉強不足だと質問できなかったり、当たり障りのない質問になってアピールできなかったりします。
面接時の会話の中から質問できるのがベストですが、事前に対策することも十分可能です。下記の記事を参考に幾つか用意しておきましょう。
くれぐれも、「何か質問はありますか?」という問いに、「ありません」などと答えないようにしてください。
将来のビジョンはあった方がいい
特に20代、30代の方は、将来のビジョンがあった方が良いです。
理由は「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか?」という懸念を払しょくするためです。
「大丈夫です!長期間働けます!」と言うだけの方より、将来の展望が見えている方の方が魅力的に見えます。
将来のビジョンと言われるとなんだか難しいような感じがするかもしれませんが、もう少し簡単に言えば「どんな医療事務になりたいのか」ということです。
下記の記事を参考に対策してください。
間違った解釈
「どんな医療事務になりたいのか」「医療事務の仕事を続けていって何を目指しているのか」など、
医療事務として働き始めてからのことを聞かれると、間違った解釈をして答えてしまう方がいらっしゃいます。
もっと簡単に言えば、「あなたを雇用した時に、クリニックにどんなメリットがありますか?」ということなので、
未経験の方の場合は、将来のビジョンを具体的にし、相手に伝えることで乗り切りましょう。
転職が容易、子供ができても働ける、長く働けるといった答えは、あなたにとっての医療事務のイメージ、もしくはメリットですので、ここを勘違いしないようにご注意ください。
当日の行動
事前に行うことではなく、当日の行動として3点お話ししておきます。
到着時間は早くても10分前
面接時間に遅刻してしまうなど論外ですが、実は到着が早すぎるのも良くありません。
到着が早すぎると、面接が始まるまでの間の行動を見られている可能性があるためです。
診療終了後の面接ですと、面接が始まるまでに待ち時間が出ることも考えられるので、あまり早すぎる到着は避け、5分~10分前に到着するようにしましょう。
面接が始まるままでの行動に関しては下記の記事をご参照ください。
近くで寄り道しない
面接が終わった後は、職員や患者様に見かけられるリスクがゼロではありませんので、近くで寄り道しないようにしましょう。
最寄りの駅周辺を避ければ自由行動で良いと思います。
お礼状を送付する
余裕がある場合だけで良いと思いますが、他にも未経験の候補者がいる場合は、お礼状を出すことで最後の1歩をリードしましょう。
お礼状は原則当日投函です。
メールでも送らないよりは良いのですが、医療業界の場合は手書きの方が効果的です。