面接が始まるまでの待ち時間は何をするのがベスト?

医療事務の面接では、特にクリニックの場合、面接開始までに待ち時間が発生することがあります。

最近のクリニックの選考の傾向の1つとして、待ち時間の態度が評価に反映されることもありますので、過ごし方を提案したいと思います。

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そもそも何分前に到着するのがベスト?

医療業界は他業界の株式会社と比べると特有のルールがあることもありますが、面接のルールは他業界と大差ありません。最低限のビジネスマナーは必要です。

面接会場(多くの場合医療機関内)への到着時間は5分前を設定しましょう。

ビルの入り口に5分前ではなく、5分前に受付の方へ面接で伺った旨を伝えるイメージで良いです。

早く到着してしまった場合は?

意外とよくあるのが設定時間より早く到着したケース。

クリニックには待合があるので、早めに到着して待合で待っていれば良いとお考えの方もいらっしゃいますが、これは明らかなビジネスマナー違反です。

待合は患者様のためのものですので、早くから待合室で待機することが面接の評価でプラスに働くことはありません。早く到着しすぎるとマイナスの可能性も十分考えられます。

早く到着してしまった場合は、周辺の街並みなどを見ながら時間を調整し、5分前に受付をするよう心がけましょう。

近所の住民やお店などから雰囲気を感じ取ったり、薬局の場所をあらかじめ確認しておくなどの時間の使い方をお勧めします。

遅刻の場合

遅刻はマイナス評価の対象ではありますが、現職がある方ですと、お仕事の関係で面接時間に間に合わないこともあるでしょう。

現職の事情であれば何でも良いわけではありませんが、「間に合わない」ことが判明した時点で連絡を入れるのは基本中の基本ですし、

遅れる時間によっては再設定をお願いするなど、早めの対処を行うよう心がけましょう。

理想のスケジュール

前述の通り「5分前の受付」が理想のスケジュールですが、余裕をもって設定すべきです。

意識しすぎて到着がギリギリになってしまった

などということがないように気を付けましょう。

意識すれば防げる問題ですので、スケジュール上面接会場への到着時間は15分前に設定しておくと決めておくと良いでしょう。

 

前述の通り、ビジネスマナーでは5分前の受付が理想とされていますが、5分前を目標にスケジュールを組むと、駅の出口や道を間違ってしまった、電車が遅れたといったトラブルに対応することができません。

「15分前に到着し、10分弱近所を散歩してから受付へ」くらいの余裕が面接でも良い結果につながります。

面接の待ち時間にすること

冒頭で申し上げた通り、医療事務の面接では始まるまでの待ち時間が存在します。

必ずあるとは限らないため、この時間の過ごし方はあらかじめ決めていくのが良いでしょう。

待ち時間に行えることは2つ!

面接が始まるまでの時間で行うべきなのは次の2点です。

①診療の流れを観察する
②求人票をみる

どちらも可能な場合は①の「診療の流れを観察する」が正解です。

医療事務や看護師のスタッフがどのように動いているのか、どのような患者様がいらっしゃるのかを観察し、そのクリニックで働くイメージを作ることに全力を尽くしましょう。

 

面接の設定時間が診療時間外で、観察ポイントが少ない場合のみ、求人票を見ながら最終確認を行うのが良いと思います。

面接までの待ち時間は姿勢を意識しましょう。

クリニックのホームページをチェックするのはダメ?

クリニックのホームページを見返すことも直前対策として有効かもしれませんが、スマホを見ていることが「態度が悪い」と判断されてしまうこともあります。

また、考えてきた志望動機や自己PR等を復習する時間に使うのも、「準備ができていない」と判断される可能性があります。

求人表みたほうがいい理由

ハローワークであっても、自院のホームページの求人ページであっても、人材紹介のエージェントが用意したものであっても、求人票には採用に関する多くの情報が書かれています。

転職される方にとって、給料や休日などの基本的な条件面だけではなく、出勤時間や残業の有無なども大切です。

 

提示されている条件下で問題ないことを再度確認しておくと同時に、勤務時間などが特殊である場合は、逆質問時に理由を質問するようにしましょう。

 

また、募集職種をきちんと確認しておくことも必要です。

医療事務ではなく「受付事務」の名称で募集しているのであれば、志望動機は「〇〇のような理由で『受付事務』を志望しました」のように名称を合わせるべきです。

 

求人票の読み間違えや志望動機の使いまわしが原因で、求人票をきちんと読んできていない方は面接の現場で良くお見かけしますが、そういった方が合格されるケースはかなり稀です。

以上の理由から、直前に資料を確認するのであれば求人票一択にするのが良いと思います。

なぜ待ち時間が存在するのか

面接といえど、時間を約束しているのですから、時間通りに始まらないことに違和感を覚える方もいらっしゃると思います。

特に規模の小さなクリニックですと、面接に院長先生が同席するなどのケースも考えられるため、診療状況によっては面接の時間が遅れるケースが最も多いのですが、診療が最優先のためある程度の待ち時間が発生するのは仕方がないと考えましょう。

30分以上の待ち時間が発生するクリニックは・・・

ただし、その時間が30分を超える場合は、そのクリニックへの就職を一旦考えるのもよいと思います。

ドクターにとっては診療が最優先ですので、面接までの待ち時間はある程度受け入れなくてはいけませんが、それでも限度はあります。

私はこの時間を最長30分と考えています。

医療機関であっても「時間通りに来たのに待たされる」状況は決して良いことではありません。

私の個人的な目安になりますが、待ち時間が長すぎるクリニックは、就職先としてはお勧めしません。

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