履歴書に貼る写真は大切だ
転職活動中なら周知の事実ですが、実際どのくらいどう重要なのか、どういった点にこだわれば良いのか、という話を医療事務採用の現場からお話ししたいと思います。
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履歴書の写真を撮影する際に気を付けること
履歴書の写真はおそらく多くの方が思っている以上に重要です。
人事担当や採用ルールにもよりますが、過去の経歴は申し分ないのに「写真がよくない」の評価1つで選考から漏れることもあり得ます。
まずは簡単なところから履歴書用の写真の注意点をお話ししておきます。
カラーか白黒か
履歴書に使用する写真に、カラーカ白黒かの指定はありませんが、原則はカラー写真を用いるのが良いでしょう。
カラーの方が履歴書全体が華やかな印象になるのと、現在の写真は一般的にカラーだという理由があります。
スピード証明写真機や携帯アプリでの撮影はお勧めしない
撮影機の中に入って数百円で撮影できる「スピード写真」や、携帯のカメラで撮影した写真を使用することはお勧めしません。
緊急の場合は仕方ありませんが、それだけで内定の可能性は落ちると考えてください。
最近は履歴書の写真をスマホで撮影できるアプリも無料でダウンロードできるため、これらを用いて、コンビニでプリントアウトすれば、スタジオ写真よりも安価に済ますことができますが、どうしてもクオリティーは落ちてしまいます。
この撮影方法を否定はしませんが、資格試験の証明や、アルバイトの履歴書に使用するならまだしも、フルタイムで長く働きたいとお考えであれば、スタジオで撮影しておくことをお勧めします。
また、たとえアルバイトであっても、医療事務のように競合がいるのであれば、写真にこだわっても損はありません。
書類選考で見る写真のポイント
写真のクオリティーにこだわる意味はわかった。でも書類提出の期限や面接当日までに時間がない!
こんな状況の方は、スマホ自撮りやスピード写真に頼らざるを得ません。
前述のようにあまりお勧めできる方法ではありませんが、それでも使用される場合は最低限下記の注意を守るようにしてください
髪がはねていないか
寝癖などは論外ですが、よくいらっしゃるのが髪が跳ねているというか、ボサボサな髪の写真を使用する方、結構いらっしゃいます。
くせっけなのか、きちんとスタイリングをしていないのか定かではありませんが、どちらにしても良い印象にはなりません。
結んで撮影すると清潔感が出る
女性の方で髪がまとまらないのであれば、結んで撮影すると清潔感が出ます。
清潔感は好印象につながりますので、女性の方は2つのバージョンを撮影し見比べてみても良いと思います。
少しの笑顔が好印象
「証明写真は無表情」という固定概念にはまっている方も多いのですが、履歴書の証明写真においては、「少しの笑顔」が好印象です。
笑顔すぎると「いい加減」な印象になってしまいますので、微笑む程度の表情を心がけてください。
微笑むのが難しい方は、少しだけ口角を上げることを意識してみてはいかがでしょうか。
服装はスーツの写真を採用する
証明写真の服装も迷うところですが、転職活動されるのであればスーツで撮影するのが基本です。
多くの医療事務は仕事中スーツ着用ではありませんので、スーツをお持ちでなければ、襟のある服装をベースに、清潔感のある服装を心がけましょう。
ただ、面接の服装はスーツが基本ですので、お持ちでない方は何かしらの方法で用意することをお勧めします。
髪の色は暗めにする
意外と意識がいかないのが髪の色です。
髪色が明るい自覚がなくても、写真上ではとても明るく写ってしまうことがありますので注意が必要です。
人材紹介を利用するときの写真
転職エージェント(材紹介会社)を利用して転職活動をされていると、エントリーシートに使用する写真の提出を求められます。
詳しい説明を受けないまま「先方が写真を必須にしてまして…」などと言われ、とりあえず写真を出したという経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
提出した写真は履歴書と同じようなレイアウトで書類選考に使用されるため、上記の注意点をクリアできたものを使用してください。
写真が与える印象はパソコンの画面をしても変わりません。
特に人気のクリニックでは医療事務の競合も多くなります。写真は経歴に関係なくこだわることができるので、スタートラインで躓かないようにしっかり準備しましょう。