医療事務の学歴に関しては多くが「専門卒以上」となっています。これは医療事務の資格を取得するために専門学校へ通う方が多いのでその関係ではないかと考えられますが、クリニックの選考では学歴が重要視されることはありません。
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クリニックの採用と学歴の関係
学歴はほぼ考える必要はありません。
稀に大卒の方を歓迎するクリニックはありますが、それでも書類選考の段階で学歴がネックになることはほぼないといっていいでしょう。
クリニックでは学歴より「経験」が必要になりますので、過去の経験が1番重要な経歴です。今まで別業界で社会人経験がある方は、たとえ医療業界が未経験でも働ける可能性が十分に残っています。
資格で学歴の代用は可能か
資格を持っていることを必須としているのはおそらく総合病院くらいのものです。
ないよりはあったほうが良いので、取得することに異議はありませんが、学歴の代わりにはなりません。
ただし、病院に勤めている医療事務の方でも、入社時は資格がなく、入社してから勉強して資格を取得した方や、現在も無資格の方もいらっしゃいますが、多くの場合有資格者で経験がある方が優先される傾向にあるでしょう。
未経験の人はどうしたらいいか
医療事務の経験があればそれに越したことはありません。特にクリニックでの経験が長い方は、診療科が異なっていても歓迎されます。
未経験の方の場合は医療事務の経験がない代わりに、これまでの社会経験を武器としましょう。
詳細は志望動機の部分を参考にしていただきたいのですが、前職、前々職の経験で得たことをクリニックでどう生かすか、生かせることができるのかということを重点的にアウトプットできるようにしましょう。
参考:医療事務経験者の面接の志望動機で特に重要!前職の困難を語る
4年制の優秀な大学を出ているなどの学歴がある方は、それがどの程度約に立つかはその時々で変わるものの、書類選考では目に留まりやすいかもしれません。
履歴書に記載しておくだけで十分アピールになりますので、学歴をPRする必要は全くありません。
参照:新卒も経験者も履歴書へ記入!医療事務の自己PRの考え方
クリニックで求められる人材像
学歴のみで評価される時代は過ぎたといわれるものの、全く加味されなくなったかと言われるとそうとはいえません。大きくアドバンテージになることはありえませんが、プラスアルファの力はまだ持っているというのが私の学歴に対する印象です。
経験の有無にかかわらず、教えたことの飲み込みが早かったり、いざというとき臨機応変な対応ができる医療事務は、特にクリニックでは求められます。
自分が有用だとアピールする為には、準備として思考の整理が必要です。
思考が整理されていない状態で臨機応変な対応というのは難しいですし、面接官の質問に関して的確な答えを出せるかということにも疑問が残ります。