医療事務の経験者といえど面接は緊張するものです。
医療事務の経験があっても、今までの仕事が新しいクリニックで通用するのかという不安もあるでしょうし、
人間関係など働いてみないとわからないこともありますから、転職がメリットばかりとは限りません。
「経験者の方は必ずこれを聞かれる」とまでは言いませんが、私が医療事務経験者の方と面接する際には、前職の仕事内容についての質問が多くなります。
また、前職でも必ず何かしらの大変な思いをされているはずですので、それを「どう乗り越えたのか」を必ず伺うことにしています。
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「困難をどう乗り越えたか」
私は医療事務のご経験がある方へのアドバイスとして、「志望動機に医療事務の仕事で特に苦労した話」をどのように乗り越えたのかを交えて話すようお願いしています。
しかし面接でこの「苦労話」を披露するためには何かきっかけが必要です。
そのきっかけを志望動機に組み込み、相手からの質問が来やすくなる工夫をしましょう。
方法は2つあります。
①簡潔に語る
「前職では大変なことが多々ありましたが、その都度職場の仲間と協力し何とか乗り越えることができました」
というような具合です。
志望動機を書類に書く際に長くなるなどの場合は、こちらを使用して「どういう部分が大変だったのですか」という質問へ誘導してください。
(もちろんここで詳しくお話できるように別途準備しておきます。)
②詳細に語る
①と真逆ですが、そのままの意味です。
1つの出来事を詳しく書いて「他にもあったら聞かせてください」という質問を引き出します。
物語のような形式で話していくことで辻褄あったプレゼンになり、面接官の感情に訴えやすくなりますが、長くなりすぎてしまっては印象がわるくなりますので要点はまとめましょう。
困難を乗り越えた話で面接官とコミュニケーションをとる
クリニックの医療事務は、どのポジションでも基本患者様と接することになるので、接遇で注意しなければならない点が多々あります。
その為面接でも短い時間で「自分にコミュニケーション力がある」ということを担当者にわかっていただくことが必要です。
おそらくほとんどのご経験者が、患者様の気持ちになって対応ができるコミュニケーション能力をお持ちだと思います。
ただ「私はコミュニケーションが得意です!」とアピールしてもそれが伝わることは稀ですので、そういう時は面接官が1番聞きたい話を簡潔にする準備をすることが大切です。
多くの面接官はこの「前職で大変だったこと」「困難をどう乗り越えたか」に関しては興味があるはずです。
いうまでもありませんが、良い結果が出る面接は担当者といかにコミュニケーションをとるかは重要です。
コミュニケーションの1つの手段として、志望動機へ困難を乗り越えた自分という突っ込みどころを用意しておきましょう。
(2016.2.12 追記)
オリジナルの志望動機の方が圧倒的に良い結果を出すのは間違いありませんが、例文がないと考えにくい!という未経験者の方の為に志望動機の例文を作成しました。
志望動機の考え方を知りたい方は『医療事務未経験者が面接で使える志望動機の例文と考え方』をご参照ください。