医療事務未経験だけど資格あり!志望動機の例文6選

医療事務の志望動機の例文は幾つか掲載していますが、今回は「医療事務未経験で資格あり」もしくは「資格取得のために勉強を始めている」方向けの志望動機を作成しました。

ご自身の状況と合わない部分を変更したり、2つの志望動機を組み合わせたりしてご使用下さい。

Contents

未経験で資格取得済みの方が志望動機で気を付ける点

「早く例文を!」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、例文をそのまま使用するわけにはいかないと思いますので、

志望動機のポイントを書いておきます。

資格をアピールしすぎない

読んでいただければわかりますが、医療事務の資格に関しては、あくまで医療事務になるための準備です。

実際は、資格を持っている方が有利に働くことはおおいのですが、必要以上にアピールすると、かえって「資格だけの人」という印象を抱かれてしまいます。

 

医療事務は「資格があれば実務は完璧にこなせる」といった類の職種ではありませんので、資格を取得していること書いておけば、それで充分です。

前職で身に着けたスキルや経験がどう生かされるか

前職で身に着けたスキルをどう生かすことができると考えているかという点も重要なポイントです。

良く志望動機で見かけるのは、「このようなスキルがある」というアピールですが、もう少し踏み込んで、それをどう生かせると考えているかを書くようにしてください。

 

医療事務は何をする仕事かがわからないと、的外れなものになってしまうのですが、逆に申し上げると、

スキルの活かし方の把握が当たらずとも遠からずであれば、医療事務の仕事内容をイメージできているというアピールにつながります。

医療事務の仕事内容は、下記の記事をご参照ください。

クリニックの特徴から考える志望動機の例文

クリニックの特徴を志望動機に組み込む例文です。

例文1:理念に共感して

HPに掲載されている「患者様とそのご家族のために地域に根差した医療を実践していきます」という理念に共感いたしました。

医療事務の仕事は経験したことがありませんが、先月「診療報酬請求事務能力認定試験」に合格し、基礎中の基礎ではありますが、医療事務になる準備を進めてまいりました。

前職では事務職でしたが、営業職の方々とのコミュニケーションは必須で、電話でも対面でもできるだけ相手の立場や考えた方を理解するよう努めてまいりました。

患者様やそのご家族に、真心や奉仕の精神をもって接していきたいと考えています。1日も早く貴院の戦力として業務に貢献できるよう努力いたします。長く地域で愛されている貴院の一員となれましたら幸いです。

例文では「理念に共感したこと」を第1の志望動機として書いています。

理念を公表しているかはクリニックによりますが、掲げている場合はクリニックのホームページに記載されていることが多いです。

ホームページを見るのは基本ですので、見ているだけで大きなアピールにはなりませんが、記載内容を上手く志望動機に取り入れると、志望動機に説得力が出ます。

例文2:クチコミが良かった

インターネットのクチコミを拝見していると、特に貴院の「親切な対応」にクローズアップされた内容を頻繁に拝見します。医療事務の経験はありませんが、前職は接客業をしておりましたので、笑顔とマルチタスクには自信があります。

患者様1人1人のニーズをくみとり、円滑な人間関係を構築していきたいと考えています。地域医療の発展に貢献できるよう、是非お仲間に加えていただきたく、貴院を志望させていただきます。

採用試験を受けるクリニックのホームページを見ていることは常識ですが、それ以外のサイトにもクリニックの情報は出ています。

例文のように「クチコミを調べている」という行動が、情報収集能力があるというアピールをすることができます。

クチコミが悪いクリニックを受ける場合は、この点にはあえて触れないか、自分がそれを良くしていきたいという方向で書かれるのも良いでしょう。

例文3(志望動機のパーツとして)予約制を採用している

前職の事務経験を活かし、医療事務を生涯の仕事として働きたいと考え志望いたしました。貴院で採用されている「予約制」は、日々忙し患者様のニーズに対応し、患者様第一での診療を行っている印象を持っています。

前職は事務職でしたので、パソコンを使用した事務作業には自信があります。電子カルテの操作や、医療事務の知識ははこれからですが、来月より医療事務の講座に通い、来春の資格取得を目指しています。

予約制を採用しているという点のみで志望動機の例文を作成してみましたが、少々無理がありました(笑)

前職の部分もあまり強くは書かれていないので、これだけでは志望動機としては不十分かもしれません。志望動機のパーツとして使用してください。

特技を生かして活躍する志望動機の例文

仕事上での自分の得意分野を明らかにしながら、志望動機に織り交ぜていくパターンです。

別途「どうしてこのクリニックを選んだのか?」は、面接までに考える必要がありますが、提出書類の扱いであれば、この方が書きやすいという方もいらっしゃると思います。

例文4:パソコンスキルをアピールする志望動機

前職は5年間広告会社の営業事務として働いておりましたが、更なるキャリアアップの為に、医療事務への転職を決意しました。前職では、ワード・エクセルを使用した入力業務が主でしたが、企画書の作成をサポートしておりましたので、パソコン作業では即戦力になれると考えています。

また、来客への対応や電話応対も行っておりましたので、経験を生かしていきたいと考えています。

医療事務未経験のため、基礎を学ぶために在職中から通信講座で診療報酬請求事務能力認定試験の講座を受けており、今年4月に取得予定です。

ご採用いただけましたら、1日でも早く戦力となれるように精進してまいりますので、何卒、よろしくお願い致します。

「強みはパソコンスキル」を明確にした例文です。

パソコンスキルは、もはや医療事務にとって必須のスキルです。

書面上ではスペースの関係もありますので、この程度で良いと思いますが、

面接までに、パソコンで何ができ、どうクリニックの役に立てるのかを具体的に考えていきましょう。

例文5:リーダーの経験を生かして新規のクリニックへ

前職ではアパレルの販売を行っており、販売の他に、チームリーダーとして新人の研修に携わっておりました。販売職では、短いコンタクトの時間でお客様のニーズをくみ取ることが必要で、新人にもできるだけわかりやすく教えるように心掛けました。

医療事務は、医師や看護師をはじめとする専門職の皆様や、おなじ医療事務とも連携して、業務を行うと考えています。

新規オープンのクリニックということで、前職での新店舗立ち上げに関わった経験も生かし、全体の和を保ちながら、チームでクリニックを作り上げていくことに全力で取り組みたいと考えております。

前職の業務経験を生かすことは当然ですが、リーダーの気持ちがくみ取れる新人として、いち早く戦力として貢献できるよう努力していく所存です。

「教える技術に優れている」ことをアピールした例文です。

リーダー職の経験があり、研修を担当した経験が強みである場合は、あまり強くアピールすると、「教えられる側には向かないのではないか」という懸念を生み出す可能性があります。

 

新規開院のクリニックであるとはいえ、未経験でありながら他のスタッフの指導をする状況はあり得ませんので、「リーダーの気持ちがわかる部下」のスタンスを大切にしましょう。

例文6:患者さんとのコミュニケーション

前職にて受付やコールセンターの仕事を経験し、お客様のニーズを迅速にくみ取り、円滑に対応できるよう心掛けて業務にあたっておりました。

受付での業務もございましたので、忙しい時間帯でも、声のトーンに注意しながら仕事を行うようにしておりました。

「今日はあの人いないの?」と言われるような、存在感のある医療事務となれるよう、患者様にも、医師・看護師・他の医療事務の皆様にも、印象を残せる対応を心掛けたいと考えています。

現在は資格を取得しておりませんが、「診療報酬請求事務能力認定試験」の勉強を始めており、今年7月の試験を受験予定です。

貴院にて仕事の幅を広げ、長く医療事務として働いていきたいと考えております。

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