産婦人科の医療事務へ転職!経験を志望動機に生かす例文

過去に病院にて産婦人科の医療事務経験があり、産婦人科のクリニックを志望されていらっしゃる方から志望動機添削のご依頼をいただきました。

ただかなり前の経験であり、経験年数も多くはないので、そのままではアピールポイントとして弱いというのが気になるところです。

「販売職と医療事務の両方の経験を持つ自分だからこそできること」をどうアピールしていくかが1つのポイントとなりそうです。

Contents

応募する方の詳細

※個人を特定できる情報は掲載していません。

<基本情報>ミホさん(仮名)女性 年齢:30代前半
過去に産婦人科の療事務経験が1年ある。他科も合わせると医療事務経験は4年になるが、産婦人科の経験が未経験から1年間の勤務のみ。

また、前職は販売職にいらっしゃった為、過去の経験をどうアピールするかが重要になる。

転職先は産婦人科のクリニックと決めており、正社員での就職を希望している。

<医療事務の資格>あり

<志望動機の用途>とらばーゆからの応募の志望動機欄

いただいた志望動機

今回クリニックでの経験を積みたいと思っておりそんな時こちらの求人を見つけました。

産婦人科は大分前ではありますが経験があり私の医療事務の原点です。今回原点に戻ってもう一度産婦人科を学びながら今までの経験を生かして何か役に立てることがあれば、と思い応募させていただきました。

自宅からも近く、土日も勤務可能です。

前職ではジュエリー販売をしており、人と接することが大好きでした。職種は全く異なりますが、「心を込めた対応でお客様( 患者様 )を笑顔にする」という点に共通点を感じ、前職での経験を活かせると思い志望致しました。

コミュニケーション能力、目配り気配りには自信があります。

よろしくお願い致します。

アピール方法を整理しよう

前職のジュエリー販売の経験をアピールポイントにしていますが、医療事務の経験があるのに全くアピールされていません。過去の経験ですので経験者としての勤務は難しいということでこのような構成にされたのだと推測しますが、もう少し良いアピール方法があると思います。

医療事務×販売

触れている経験は前職のジュエリー販売のみですが、かなり前に1年だけでも医療事務の経験があるのですから、その点をもっとアピールしましょう。

上記の志望動機は「心を込めた対応でお客様( 患者様 )を笑顔にする」という1点にしかふれておらず、これでは過去に医療事務の経験があるという点が生きていません。

患者様を笑顔にすることは医療事務経験がなくてもできますし、医療事務経験があるともっと多くの患者様を笑顔にできると言われてもなかなか結びつきません。

医療事務の経験と販売の経験を合わせたミホさんにしかない強みをアピールしましょう。

職種を組み合わせた強みの考え方

以前少しでも医療事務経験があり、その後別の仕事をしていた方であれば、それらの経験を組み合わせて貢献できることをアピールする方法が効果的です。

患者さんとのコミュニケーションに自信があるのであれば、下記のような書き方はいかがでしょうか。

以前は医療事務の仕事を行っておりましたが、年齢を重ねるにつれ医療機関のお世話になる機会も多くなり、その際改めて医療の現場を見ていると、患者様への目配りはほとんど意識されていないという現状が見えるようになりました。

販売の経験から考えれば、どの患者様が特に不安に思っているのかを把握するのは難しいことではありません。医療業界で求められる接遇は販売のそれとは異なるかもしれませんが、時間がない中でも患者様の状況を把握して対応するのでは大きな差がでるはずです。

このような目配りを医療事務で生かしていきたいと考えています。

強みは具体的に

「コミュニケーション能力、目配り気配り」はご自身の強みとして挙げる方が多いので、面接で具体的なエピソードまで話が及ばないことも考えられます。

「急いでいる患者様にはこのような対応をする」、「このようなサインを出している患者様にはお待ちいただいている時間に声をかけると効果的だと思う」など、自分の経験と絡めた主張を記載してはいかがでしょうか。

販売職の視点から医療事務へ切り込むような書き方が良いでしょう。

産婦人科のクリニックを志望している理由が欲しい

産婦人科のクリニックと決めているなら、「初めての医療事務が産婦人科で原点だから」という以外にも産婦人科で働きたい理由が欲しいところです。

産婦人科の志望動機でよく見かけるのは次の2つですがどちらもオススメしません。

「同じ女性の立場から患者様の力になりたい」
医療事務志望者の多くが女性であることを考えると説得力はありません。

「自分にも婦人科の病気があり・・・」
勤めた後に通院で仕事を休むことがあるんじゃないかという必要のない疑念を生むことになります。

あえて例文は書きませんが、他科では行いにくい産婦人科でのコミュニケーションの活かし方を具体的にしてみると良いのではないかと思います。

<参考>

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