扱いにくい部下の特徴

医療事務のリーダー職の方とお話をしていると、扱いにくいとされる部下の特徴が見えてきます。

扱いにくいという状況は、部下に問題がある場合と、上司に問題がることが考えられますが、それぞれのパターンについてお話していこうと思います。

Contents

部下に問題がある

まずは部下に問題がある場合から

「私は私」である部分が強すぎる

周りに流されない強い信念をもって仕事をされている方を否定しませんが、周りの意見を聞けない方はただの自分勝手です。

自分の言うことわかってもおうと努力せずに、自分の世界に閉じこもっているだけなのですが、ご本人はこの状況を見て見ぬふりをしていると言えます。

必要以上になれあうのもよくありまませんが、「気難しい人」の烙印を押されてしまっては、仕事のパフォーマンスも下がってしまうのではないでしょうか。

 

私の経験上、このような方は拗ねているだけのような気もしないでもないですが、誰かが救いの手を差し伸べてくれるまで、拗ね続けるのが得策ではないことは火を見るより明らかです。そのスタンス直してみませんか?

人の仕事の評価ばかりしている人

ベストではないけれどパフォーマンスで上位に入る方に多い傾向があります。

パフォーマンスが高い方は、ゆくゆくはリーダー職になり、チーム全体のパフォーマンスをあげるよう、広い目で見ることが求められますが、

パフォーマンスが高くても視野が狭い方は、狭い範囲でまわりのスタッフと自分を比べ、自分ができていることに安心を得たいと考えます。

 

仕事を覚えるのが早いことは確かなので、次の仕事を与えながらできることを増やしていくサポートしてくれる上長がいると、力を伸ばせるタイプですが、そこまでカバーできる方は稀ですので、医療事務のようにルーティーンが多い仕事だとだんだん物足りなくなる傾向にあります。

人の評価が不満になる

あいつはこんな仕事ができない、それなのに給料は私とほとんど変わらない。なぜ私ばかり業務量が多いのか。

こんな狭い視野でまわりと自分を比べ、自分が勝っていることに安心しながら優越感を得たいだけの方ですが、このような方にはチームの役割を確認していただくことです。

チームで働くと、処理できる方に仕事が行くのは当然で、できる方に仕事が集まります。

本来は仕事がわからないスタッフをできるようにして、仕事が平均的になるように調整する役目を率先して担わなければなりませんが、その点を自覚してもらう必要があります。

上司に問題がある

扱いにくい部下がいる原因が上司にある場合もあります。

部下がモンスター化してしまう前に手をうち、防ぐことができればよいのですが、本人の自覚がないこともあり、上手く機能しない場合があります。

初めての上司

多くの医療事務の方は部下など持ったことがありませんし、新人が自分より年上なんてことは十分にあります。

多くの方は初めて部下ができることで張り切ってしまい、

医療事務のチームをまとめるリーダーはプレーイングマネージャーですので、自分の仕事を行いながら部下の仕事も見なければなりませんが、一気に仕事量が増えるので、人生で初めて部下ができた方にとっては、なかなかハードな状況です。

その中で上司に問題がるというのはかわいそうな気もしますが、その壁を乗り越えることができると、どのクリニックでも通用する医療事務になることができると考えています。

マネジメントできる医療事務は不足中

クリニックにおける医療事務の人数は、患者様の来院人数に左右されますが、その人数が多くなるほどに、医療事務のマネジメント力が試されます。

条件面などの管理は事務長様が行われていても、細かいスキルの把握は現場で一緒に働いている方の方が詳しいので、現場のプレーイングマネージャーは必要です。

今後AIが発達して医療事務の仕事は奪われていくのではないかという指摘もありますが、チームという広い視点で業務を見ることができ、足りない部分を補いながら人を育てることができる能力をもった医療事務は、これからも必ず必要とされます。

現在マネージャー1年生の方は、自分1人の力ではどうにもならなくても、まわりの協力を得ながらなんとか形にできるスキルを身に着けてください。

それが今後別のクリニックへ転職される際にも強みになります。

その他よく見られる記事

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事