医療事務経験2年で転職する方へ面接のアドバイスを送る

「医療事務経験が2年と少なく、経験者枠に応募していいのか迷っている」

先日医療事務の転職活動についてご相談いただいた内容です。

結論から申し上げると、たとえ医療事務経験が2年でも、転職では他の方より有利に働くのではないかと思われまます。

経歴が2年で実力が経験者並の医療事務は少ないと思いますが、それでも転職活動では有利に働く理由をお話ししたいと思います。

Contents

医療事務経験1年以上なら経験者枠

完全なる私見ですが、私は経験者の壁を「1年」と置いています。

ごく一部の優秀な方を除き、1年や2年の経験で「医療事務経験者」を名乗れるほどのパフォーマンスを出すのは難しいと思いますが、

医療事務の基礎はできているため、クリニックの戦力となるまでの期間は大幅に短縮されます。

ここをPR!

「医療事務経験が短いので、全てが出来るとは考えておりませんが、2年間でしっかりと基礎を固めることはできたと考えております」

戦力になるための基礎を身に付けている点は、このように自己PRに入れても良いと思います

経験年数が多すぎない方が良いと考えるクリニックもある

医療事務経験が長い方は、今までの経験や、長く医療事務を続けてきたプライドが邪魔をするケースもあります。

「私の場合は」が多くなるとクリニックのルールが壊されてしまうので、クリニックに就職をご希望されている場合は、ベテラン揃いのクリニックでないと上手くいきません。

 

他のスタッフが、新人よりも経験が短く、年齢も大きく離れているという状況は、リーダー職としても面白くないでしょう。

経験年数が少ない方には、未経験より優遇され、長期間の経験がある方より扱いやすいので、魅力的に映るのではないかと思われます。

給料は未経験と大差ない

ただし、経験者扱いされるといっても、経験1年や2年では、給与額も未経験と同水準です。

「医療事務のベースがある分、早く戦力になれる」という主張は予測でしかないので、給料を上げたいなら、高いパフォーマンスを出しながら、存在感を出していくことが求められます。

転職活動で行ってほしいこと

私が、このような状況の方にアドバイスするとしたら、次の2つのアドバイスをさせていただくと思います。

前職の退職理由をよく考える

前述のように、「前職の医療事務職を2年で退職」という経歴は、決して悪くはありません。

ただし、採用側は「なぜ退職したのか」を必ず確認します。

特に前職の勤務期間が短いと、「ますぐに辞めてしまうんじゃないか」と思われることは確実ですので、

「長く働きます」と言わずに、前職はイレギュラーだった旨を伝えなければなりません。

 

詳しくは下記の記事に書かせていただきましたのでご参照ください

強みと将来のビジョンを明確にする

もう1つは「強みと将来のビジョンを明確にすること」です。

2年の医療事務経験の中で何を得たのか、

どんなことができて、これからどういうことをできるようになりたいのか、

医療事務としてどういったキャリアを築いていきたいのか

 

「経験年数が少ないからどこまで役に立てるかわからない」逃げるのではなく、これらを真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

 

現状を正しく理解し、自分の強みを明確にしましょう。

「強み」は前職で行っていた医療事務業務を元にして、確実に力になれる点が良いです。

セールスポイントと考えても良い

強みといわれても困ってしまう・・・という方は、自分の「セールスポイント」と考えても良いです。

「私を採用したら、あなたのクリニックにとってこんなところでプラスに働きますよ!これからこういうスキルを身に着ける予定なので、今が買いですよ」

ということを伝えられるように整理しましょう。

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