クリニックで医療事務として働く場合、医療事務と看護師はほぼ全員女性ですので、ドクターやその他の技師(レントゲン技師、整形であればPTやOTなど)が男性でも女性が多い職場です。
クリニック内での恋愛を見かけないわけではありませんが、クリニックを円滑に運営するという面から考えますと「ありかなしか」で言えば「なし」です。
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何故院内の恋愛は「なし」?
総合病院のようにスタッフの人数が多い場合は、医療業界でも職場恋愛は珍しいものではありません。
特に医療現場で働く方は仕事が不規則な方が多いので、出会いが少なく、社内恋愛へと発展するのは多いのかもしれません。
しかし、特にクリニックのような小さな組織ではチームワークを乱すという側面が非常に強く、院長先生にとっては頭の痛い問題になるでしょう。
それでも院内恋愛をするなら
院内のスタッフ同士で恋愛関係になってしまったときは、まず2人ともクリニックに残るという選択をしましょう。
恋愛が元でどちらか、もしくは両方退職するのは良い選択ではありません。
少人数の組織ですので、クリニックで院内恋愛をする場合は、コソコソしていてもすぐに疑いがかかってしまいます。疑いがかかる前に自分からきちんと院長先生に報告し、筋を通した方が後々の印象が良くなります。
このとき必ず「これからも普段どおり精一杯働いていく」というを伝え、一定の理解を求めた方が良いでしょう。
参考:男性医療事務の需要を作り出せ!クリニックへの有効な志望動機
院内恋愛は禁止にできる?
院内のルールや就業規則で周知することで、院内恋愛を禁止にすることはできます。
院内恋愛が現実にクリニックの秩序に悪影響を及ぼしていたり、その可能性が高い場合には、減給処分など、何らかのペナルティーを科すこともできます。
※たとえ就業規則で禁止されていても、1回で解雇になるというのは考えにくいでしょう。
しかし、そもそもそのようなルールを公に定めているクリニックは少なく、定めていても、見てみぬフリになってしまっているケースもありますので、機能しているとは言いがたい状況です。
院長先生の愛人がいる!?
私が担当したクリニックで1番困ったことは、院長先生の愛人がクリニック内にいたときです。他のスタッフの皆さんもこの状況は察しているようで、院長先生は否定してはいるものの、私から見てもただならぬ関係であることは明白でした。
クリニックを束ねる院長先生がこの状況では、クリニックの運営は上手く行くはずもありません。
私がこのクリニックのコンサルティングを行う条件として、この関係をどうにかすることを挙げ、退職勧奨を行った経験がありますが、決して後味の良いものではありません。
クリニックでは院長先生の主張は絶対に近いので、スタッフの立場から異議申し立てをするのは難しいのですが、もしお勤めのクリニックがそのような状況であったら、早くに転職活動を行うべきと考えます。