結婚式で有給休暇を取得する際に気をつけるポイント

友人の結婚式に出席するので休みたいけどなかなか言い出せない…

クリニックは少数精鋭で運営している場合が多く、医療事務であれ看護師であれ、突発的な休みが取りにくい環境であることは比較的多いと思います。

先日、下記の記事で「休日・休暇がきちんと取得できる制度が整っていないクリニックはブラックの要素がある」というお話をしましたが、一方で「権利なのだからいつ申し出も問題ない」という態度はいかがなものかと思います。

結婚式でどうしても仕事を休まなければならない時、どのように行動するのが正しいかをお話していきます。

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前もって許可をとる

常識中の常識かもしれませんが、特に結婚式のように前もって日程がわかっている場合は、全員に前もって告知すること」がまずやるべきことです。

クライアントで多いトラブルで、院長先生にのみ報告をしていて、他のスタッフが知らないという事例があります。

まずは院長先生のOKをとるという行動は間違ってはいませんが、そのスタッフが休むことによって、運営面にどう支障をきたすのか、必ずしも院長先生が把握しているとは限りません。

クリニックのように少数精鋭で運営している組織では、部門をまたいで休んだスタッフの埋め合わせをすることもありますので、必ず全員に告知するようにしましょう。

結婚式の招待状は必要?

ご相談いただいたわけではありませんが、結婚式で休む時はその招待状を提出する決まりになってるクリニックもあるでしょう。

ルール上問題ありませんし、本当に結婚式で休むという証明にもなるので、提出できるのであれば問題ありませんが、一方で抵抗がある方もいらっしゃると思います。

たとえ院内ルールとなっていても、提出しなければ有給休暇が取得できないというルールは成り立ちませんので、抵抗がる場合は無理に提出する必要はありません。

態度

週末が常勤の場合は有給として休みをとることになりますが、ここで「休めて当然」という態度をとることはお勧めできません。

確かに有給休暇の取得は労働者の権利ですので、余程のことがない限り希望通りに取得することができますし、それが冠婚葬祭であれば社会通念上も問題ありません。

ただ、本来であれば勤務する日でることには変わりありませんし、1人欠けた状態で仕事をするのが他のスタッフに負担になる場合もありますので、人間関係を円滑にするためにも「ありがとう」の心遣いを忘れないようにしたいところです。

 

理想は誰かが欠けてしまったときは全力でフォローする代わりに、自分が抜けたときも同じようにしてもらい、持ちつ持たれつの関係を築いていくことですので、年次や年齢に関係なくお礼を言うというのはその第1歩です。

他のスタッフと結婚式が重なった

これはどのクリニックでも大きくは変わらないと思いますが、いくら運営体制が整っているからといっても、2名同時にスタッフが抜けてしまうと、滞りなく運営するのは難しいでしょう。

なんとかやりくりして運営できるようにするのが最優先ですが、2名同時の欠員でクリニックが運営できなくなってしまう場合は調整が必要です。

半休にする

もしスケジュール的に午後休みでも調整できる等の状況であれば、できるだけクリニックに貢献するというのは良い選択だと思います。

結婚式であれば午前中から式や披露宴に出席している場合は難しいかもしれませんが、午後からというスケジュールであれば、午前中は仕事をしてから出席して欲しいという指示は、状況によっては受け入れるべきかもしれません。

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