医療事務の採用状況をみていると現在の景気の動向がなんとなくわかります。
医療事務の採用担当者ではたまに話題に上がることはありますが、一般的にはまだまだしられられていませんのでご紹介しておきます。
Contents
景気が悪いとき程応募が多い
世の中の景気が悪いと医療事務への応募は増えます。
これは医療業界の方以外はあまり意識しない項目で、一般的にはあまり意識されることはないと思われますが、背景には派遣切りなど、非正規雇用に慢性的な不安が広がり、雇用の安定を求めてとされています。
医療業界は安定している
理由の1つ目は「景気が悪い時は安定した雇用を求める傾向にあるから」です。
景気が悪い時はクリニックなら潰れない。安定した職に就くことができるというイメージで就職を希望する方が多くなります。
医科のクリニックと言えどどこも経営が安泰・・・とは言えませんが、一般の中所企業と比べるとそのリスクは低いと言えるのではないでしょうか。
詳細は 『医療機関が閉院してしまう場合に考えられる理由』をご参照ください。
資格優先がテーマ
医療事務に関わらず景気が良くないと「まずは資格」がテーマになります。
通常手に職を持つ職業の資格を取得するには数年かかるのですが、医療事務の場合は民間資格ということもあり、早い方では3ヶ月~半年で取得できてしまうので、資格を取得し医療事務の就職を目指すという方が多くなります。
<参照>
医療事務の世界は経験が物を言う世界ですので「資格を持っている」だけで有利に働くとは考えにくいですが、少なくとも医療事務に対して本気であるという姿勢を示すことができるので、医療事務資格は景気が悪いときに人気になる傾向があります。
資格を取得したばかりで経験が無い方は『医療事務未経験者が面接で使える志望動機の例文と考え方 』を参考に資格のPR方法を考えてみましょう。
「手に職」という考え方
景気が良くないと皆さん不安になるので、「手に職」つまり特有の技術を身につけることを優先する傾向にあります。
このブログでも医療事務の仕事内容について度々話題にしていますが、経験さえ積んでしまえば転職にも有利で、住む場所を変えても仕事を見つけられる可能性が高いという部分がクローズアップされる傾向にあります。
クリニックが閉院することはあるか
クリニックが閉院してしまうことはないとはいえませんが、医療機関は比較的安定していると言えます。
中小企業の一般事務や営業事務でたまに耳にする、倒産や人員削減によって職を失うことは少ないと思いますし、技術職ですので、次の就職先を探すのも難しくはないと思います。