就職活動をしていると「面接予定のクリニックの評判をインターネットで調べたら、悪いクチコミがたくさんあって不安だ」
というご経験はないでしょうか?
この件に関してはこのブログでも何件かご相談いただいていますので、クチコミに対する私の考えをお話したいと思います。
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気にしすぎる必要はない
近年はインターネット上の書き込みが重要視される傾向にあります。
東京近郊であれば、おなじ科目を標榜しているクリニックが近所にある場合が多いので、評判が悪いクリニックを避けて通院するという方も多いのではないでしょうか。
ただこの匿名の情報がどれだけ信憑性があるかというと疑問が残りますし、そのような情報を鵜呑みにしてしまっては良い結果はついてこないでしょう。
本当のクチコミもあるかもしれない
一方で匿名の情報といえど「本当の情報」があるのも事実です。その中には「クリニックの対応が最悪」というようなかき方をされているケースもあります。
クチコミの情報を鵜呑みにすると、そのクリニックは受けるべきではないクリニックになってしまいますが、通常は良いクチコミと悪いクチコミがあるはずですので、総合して考えるべきです。
悪いクチコミが本当であれば、面接の待ち時間に院内を見渡しただけでもその一部はわかるかもしれませんし、それでも不安であれば、内定をいただいた後に院内見学を申し出て、現場をみて最終判断をすれば良いでしょう。
言うまでもなく個人個人で感覚はちがいますし、1人の方が複数書き込みをしていることも否定できませんので必要以上に気にする必要はありません。
あまりに神経質な書き込みがある場合は、そういう人もいるんだなくらいで思っておけばいいでしょう。
クチコミを面接で生かすなら
悪いクチコミを見つけたということを面接で話してしまうのも良いでしょう。
クチコミを参考にするとしたら
クリニックのクチコミサイトには様々な情報が載っています。
多くは患者様サイドからのクチコミですが、それ以外の情報が掲載されている場合もありますので、参考にすると良いクチコミの例も挙げておきます。
従業員の書き込み
従業員の書き込みはある程度参考にしても良いでしょう。
特に何人かに共通する悪いクチコミがある場合は要注意です。
例えば「風通しが良いといっているけれど実は院長のワンマン」とか「『スタッフ間の仲がいいのが自慢』とあるのに実はかなり険悪」など、クリニックの内情に関するクチコミは参考になる場合が多いです。
ただ、上記のようなクチコミも、複数の書き込みがなければ書き込まれた方の考え方が偏っていたり、たまたま合わなかっただけの可能性もありますので、必要以上に気にする必要はないでしょう。
以前より良くなったというクチコミ
患者様サイドからのクチコミでも就職活動に役立つものがあります。
それは「以前と比べ良くなった」という書き込みです。
このようなクリニックはベクトルが良い方向へ向っているクリニックと言えます。
応援してくれている患者様がいるということですので、良くない状況の中にも応援したくなる何かがあるのでしょう。
もちろんそれが自作自演でない保証はないのですが、このようなクチコミは比較的信憑性があります。
まとめ
クリニックには様々な患者様が数多く出入りしますので、クチコミサイトの情報を真に受けてしまっては、クリニックの就職活動は難しいでしょう。
インターネット上での評判が悪いということより、個人的にはインターネット上で評判すら立っていないクリニックの方が経営状態が心配になります。
もちろんこれらの情報の中には有益な情報もありますので、参考にするものとしないものを上手く振り分けられるように心がけましょう。