
「妊娠したら休むべき」と考えているスタッフは、看護師、医療事務ともに多くはありませんが、こう考えてしまうのには幾つか理由があります。
産休や育休が取得できることは当然ですが、同時に「女性が働きやすい職場になっているか」という環境面も大きく関係します。
本日は女性にとって働きやすい職場の例と、妊娠した時は休むべきと考えてしまう理由について、面接での確認方法にもふれながらお話していこうと思います。
Contents
女性にとって働きやすい職場とは
そもそも女性にとって働きやすい職場とはどのような職場を言うのでしょうか。
クリニックでは通常看護師と医療事務のほとんどは女性です。(特殊なクリニックを除く)多少規模が大きくなり、看護師と医療事務以外にスタッフがいらっしゃる場合でも、半数以上が女性という状況は変わありません。
そのような状況の中で女性にとって働きやすい職場の条件をあげていきたいと思います。
産休・育休などの制度
看護師・医療事務ともに重視するのはまず産休・育休です。
法律で定められていることもあり、産休や育休がとれないと名言しているクリニックはないと思いますが、取得実績が無いクリニックは存在するので注意したいところです。
また、クリニックによっては、産休・育休だけではなく、
・妊娠が判明した後の休みを取りやすくする、
・育児短時間勤務の採用
・出産祝い金の支給
・1年の育児休暇が終わった後、パートで復帰しながら週4日程度の勤務にし、状況を見て社員に戻す制度を導入する
など、独自の決まりを採用している場合もあります。
特に看護師の場合は技術職ということもあり、出産後の職場復帰を心配される方が多いので、看護師不足に悩まされているクリニックは、産休・育休の取得実績があることに加え、出産後の体制を手厚くする傾向にあります。
産休・育休の詳しい解説や申請方法は下記をご確認ください。
職場の雰囲気
本来は院長先生をはじめクリニックの運営責任者が構築していくものではありますが、職場の雰囲気はスタッフに依存してしまうクリニックも多いでしょう。
制度が整っていることと、試用実績があることは別ですので、職場の雰囲気が妊娠や出産を奨励しているかどうかという点は、近い将来妊娠を考えている方で転職する際は必ず確認しておきたい項目です。
妊娠した状態で働いていると、通常まわりから気を使われます。負担をかけるポジションには配置しないようにするので、今までチームプレイで行っていた医療事務の仕事のバランスが崩れることが予想されます。
その時ご本人が感じる「邪魔してる感」はクリニックの雰囲気に左右されます。
面接での質問で確認する
転職先に「女性にとって働きやすい制度」がどの程度あるかを確認するには、求人票に書いてある情報と面接での質問が主な方法になります。
「産休はとれますか?」という質問は、勤めてもすぐに産休に入るのでは?という誤解を生みますので、できれば避けたいところです。
しかし、これからお子さんをと考えている方にとっては重要項目でもあります。そんな時は面接での質問の仕方を工夫してみましょう。
良い質問例
このように若干聞きにくい質問に関しては、次のように分割して質問していくとよいと思います。
「看護師(または医療事務)は何名いらっしゃいますか?」
「(その中には)結婚されてる方、子供がいる方はどのくらいですか?」
「産休や育休をとるスタッフが出た場合は新しい看護師(または医療医務)を入れるのですか?(代替をいれるのか、それとも人数を増やすのか)」
このように質問していくと、「他の人が産休をとった場合どうなるのか」ということが質問の中心に来るので、直線で質問するよりずっと効果的です。
結婚や子供の有無は面接結果に響く?
表向きはありませんが、実際のところ全く影響しないとは申し上げにくい項目です。
採用するクリニックの面接担当者としては「採用してもすぐに子供ができて産休に入るのではないか」「子供の体調不良で欠勤が増えるのではないか」という考えがゼロではないからです。
「不利か?」と聞かれればそうかもしれません。
妊娠したら休むべき?
クリニックで働く看護師や医療事務が妊娠した場合幾つかの選択肢があります。
一昔前は産休を取らせず、実質辞めさせていたクリニックもあったようですが、現在では産休・育休の取得実績があるクリニックは多くなっているので、その心配は無いと思います。
ただ、責任感が強い方は「パフォーマンス面で迷惑をかけてしまうので休むべき?」と考えてしまう方もいらっしゃいます。
妊娠中に仕事をする恐さ
クリニックに産休があるといっても、妊娠中に働くかどうかは判断が必要です。
看護師にしろ、医療事務にしろ、患者様対応は仕事から外せませんし、重いものを運ぶ時は他のスタッフが代わってくれるかもしれませんが、カルテを運んだり、患者様の案内を行ったりと、動き回らなくてはなりませんので、ほとんどが立ち仕事になります。
その他にも、高い場所からもの取ったり、患者様対応で強いストレスを受けたり、患者様からインフルエンザをもらてつぃまうなど、場合によっては仕事が体に影響することも考えられます。
職場からの配慮もあると思いますが、「妊娠中に仕事をする恐さ」が存在するのもまた事実です。
院長先生はどう考えているか
看護師と医療事務で異なってくるかもしれませんが、個人経営のクリニックでは、妊娠したスタッフには無理をしないで欲しいと考えている院長先生が多いです。
院内での責任はすべて院長先生にあるので、何かあってからでは遅いと考えるのが普通でしょう。
本人の意思が「出勤する」であれば、正当な理由が無く無理やり休ませることはできませんが、このような気遣いがかえって「休むべき?」という考え方を誘発してしまうこともあるようです。