クリニックを円満退社するための退職理由の考え方

「勤めているクリニックを退職したい」

医療事務として働いている方の中には、何らかの理由でこう考える方もいらっしゃることでしょう。

その理由は・・・「今務めているクリニックを辞めて他のクリニックもしくは病院へ転職したい」かもしれませんし、「医療事務ではなくほかの職種に転職したい」かもしれません。

参照:一般事務や営業事務と医療事務就職するならどちらが良いか

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退職は14日前までに言えばいい!?

「14日前までに退職の意思を伝えればいいんですよね!?」

民法上は正しい解釈です。

特に人間関係をはじめとする何らかの原因で仕事を続けることが難しくなったなど、クリニックとの信頼関係が壊れてしまったスタッフは、このような権利を行使してくる傾向にあります。

参照:医療事務が仕事のストレスで退職まで考えてしまうケース

しかし私は余程の理由がない限りこの言葉を飲み込んで欲しいと思っています。

なぜなら医療業界はとても狭いからです。

医療事務として転職する場合であれば、次に面接を受けるクリニックの院長先生同士がお知り合いかもしれません。

医療事務とは違う職種に転職される方も、近い将来また医療事務の仕事をすることになるかもしれません(実際にこういう方は結構います。)

悪い噂を立てないに越したことありません。

数多くのクリニックがある東京でさえこのようなことがあるのですから、比較的地方のクリニックであればなおのことです。

退職というのはデリケートな問題ではありますが、医療業界でなくても円満退社するに越したことはありませんので、きちんとした手順を踏み、双方納得の上で退職することをお勧めします。

クリニックを退職する

クリニックにお勤めの場合は少数精鋭で業務をこなしていらっしゃると思いますので、退職時期を設定したり、考えたりするのは難しいと思います。

「いつ辞めさせてもらえますか?」というスタンスではなく、 自分がいなくなった後どうクリニックを運営していくのかを考えた上で退職するというスタンスをわかってもらうようにしましょう。

その上で院長先生と面談を行い、 転職の意思、時期、引継ぎ内容などをきちんと打ち合わせしましょう。

参照:クリニックで年末に賞与をもらってから退職ってありですか?

まずは理由を考えよう

そもそも退職の理由は何でしょうか。

人間関係といった何か良くないことがあったからでしょうか。

それとも給与などの待遇面でしょうか

または更なるキャリアを積みたいのでしょうか。

円満退社する為に1番必要なものはきちんとした退職理由です。

「辞めたいんだから辞めます」では円満退社になりませんし、これを隠して退職するスタッフの印象は院長先生からみて良いものではありません。

クリニック内の人間関係が退職理由なら

もしクリニック内の人間関係が理由である場合は、できるだけ主観が入らないようにクリニックでの人間関係で問題になっているところと、その解決策までを、ここだけの話として院長先生と話しましょう。

「自分は被害者だ!」という視点で話しては建設的な話は難しいので、

自分にも至らない所があったのは承知だが、この状況で自分は働くことができない。
後に残るスタッフのためにもこういうことを改善できるよう先生に力を貸して欲しい。

こんなスタンスが良いと思います。

もちろん今までのスタッフとは、たとえ退職しても友人関係が続く方もいらっしゃると思いますので、その方が居にくくならないように配慮はしてあげてください。

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