クリニックの採用時期はこれといって決まっておらず、スタッフが退職した際や院内のサービス拡充の為に行われます。
求人を出す際に、様々な媒体の担当者とお話をするのですが、応募が1番多い時期は4月から入社の方(大体就職活動を3月から始めるケースが多い)ですが、次に多いのが就職時期はをもらってから退職という方です。
賞与(ボーナス)をもらってから退職する・・・
一般的な会社ですと6月と12月が賞与(ボーナス)支給月ですので、このように考えている方が多いのだろうという推測ができます。
本日は「賞与(ボーナス)をもらってから辞めるというのはありか?」についてお話したいと思います。
※「賞与」と「ボーナス」のどちらが一般的な言い方であるかは意見の分かれるところですが、私の印象では給与支給する院長先生は「賞与」、従業員は「ボーナス」を使用していることが多い印象です。
この記事では以後「ボーナス」と表記します。
Contents
法律違反ではない
賞与(ボーナス)をもらってから辞めるという行為自体は法律違反ではありません。
賞与(ボーナス)は通常決められた約半年の期間での評価を基に支給額が決定されますが、
賞与(ボーナス)が支給される前に退職意思を伝えてしまうと、賞与(ボーナス)が満額支給されなかったり、下手をすると賞与(ボーナス)自体がゼロになってしまうクリニックもあるかもしれません。
※このあたりはクリニック様のルールによります。そもそも賞与の支給義務はないのです・・・
退職も権利!?
賞与が減るなんて考えたくもない!
ほとんどの医療事務の方はそう思われるでしょう。
それでも私はこれを行わないことをお勧めします。
労働者の権利だからいいじゃないか
言っていることは正しいですが、医療事務としてドクターの元で働くというキャリアを積むのであれば、この選択は正解ではありません。
緊急を要する事態であれば仕方がありませんが、通常は自分が辞めた後のことを考え、求められるのであれば新人が入り、ある程度仕事ができるようになるのを見届けた上で退職するというのが理想です。
参照:クリニックを円満退社するためにはまず退職理由を考えよう
特にクリニックの場合は少数精鋭で仕事を行っているでしょうから、退職することによって与えてしまうダメージは大きくなります。
医療事務として3年以上の経験があるのであれば、他のクリニックへ転職するのはそれほど難しいことではありません。
勤務の年月にかかわらずお世話になったというのは事実なのですから最後は誠意を見せて退職するという選択をするべきだと思います。
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