人間関係でストレスを感じる医療事務の解決法

医療事務は…

ストレスが溜まる仕事だ。
人間関係が難しい仕事だ。
帰るのが遅い仕事だ。
休みが自由にとれない仕事だ。

これを見てみなさんはどう思われるでしょうか。

「私の仕事は医療事務じゃないけど同じようなものだよ。」という方も相当数いらっしゃるのではないかと推測します。

ある側面から見ればこれらは事実なのかもしれませんが、私は「医療事務を少ししか経験せずに上記の理由で退職してしまうはとても勿体無い!」と思ってしまいます。

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まずは医療事務として3年務ましょう

医療事務は経験がモノをいう世界です。

私の考えで恐縮ですが、特に未経験で入社された方の場合は、今勤めているクリニックの環境がどんなに悪くても、歯を食いしばって3年は勤めるべきと考えています。

3年は長くないか?

経験者であっても、2年以内の職歴があることで、履歴書の印象が悪くなり転職に響くことがあります。そのようなリスクを減らすためにも、「3年」という期間は妥当ではないかと考えています。

しかし、残念なことに仕事上のストレスが原因で、早期に退職してしまい、結果としてキャリアに傷がついている方も少なくありません。

医療事務の離職率が飛び抜けて高い訳ではないと思いますが、体力的にもメンタル的にもハードな仕事ではありますので、それなりに退職してしまう方の数も多いのは事実です。

参照: クリニックを円満退社するためにはまず退職理由を考えよう

主な退職理由は人間関係

「人間関係」といっても、スタッフ間の人間関係と患者様との関係が考えられますが、退職理由の大半は人間関係が原因です。

参照:クリニックで人間関係が上手くいかないときに効果的な方法

特にクリニックの医療事務はまわりとの円滑なコミュニケーションが求められますので、医療事務を職業とする以上、コミュニケーションは避けては通れない道なのですが、わかってはいても円滑に進められないスタッフさんもいらっしゃいます。

ドクター・看護師との関係

人間関係の中で多いのが、医師や看護師とうまく関係を築くことができないというものです。医療事務が働くために必ず必要なスキルの1つなのですが、これがなかなか難しいのも事実です。

レベルは違いますが、医師も看護師も国家資格なので、民間資格である医療事務は何かと下に見られがちです。※医療事務には無資格者もいます。

医療行為が許されている医師や、医師の指示の元医療行為が許されている看護師の方が直接的なパフォーマンスを発揮しているので、仕方のない部分もあります。

しかし、クリニック内には医療事務にしかわからないこともたくさんありますので、医師・看護師から質問を受け、忙しい中でも的確に答えを出せるスキルを身につけ、信頼を勝ち取ることで円滑なコミュニケーションが図れます。

ドクター・看護師と円滑な関係が築けないとい方は、仕事が中々覚えられない方に多いともいえます。

患者様との関係

患者様のクレームは医療事務に来るので、このクレームがもとで退職を決意するスタッフもいます。

患者様によっては話の通じない方もいらっしゃると思いますが、できるだけ自分1人に対応が来ないようにするというのがポイントです。 医療事務としてチームを組んで行いましょう。

参照:医療事務のクレームやミスでクリニックに損害が生じたらどうするか

医療事務同士の人間関係

今までのキャリアの違いと先輩後輩によって起こることがあります。

特に「後から入社したスタッフの方がキャリアが長い」など、入社の年次と医療事務のレベルが合わない場合、このパターンが多いといえます。

同じ医療事務同士なのでプライドがぶつかることもあり、少々厄介ではありますが、これに対する解決策は、年次と年齢を重んじることにあります。

最近の若いスタッフを見ていると、後から入ってきた年上のスタッフに平気でタメ語を使ったり、横柄な態度をとったりしているのを見かけますが、そういった態度が悪い人間関係を作り出しています。

組織としてそういう風習のところはそう簡単には直りませんが、まずは率先してこれを徹底し、クリニックの管理者はその環境を整えるべきです。

関連:良い人間関係を築き医療事務のスキルを高め自分を成長させるには

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