レセプトだけじゃない!医療事務の仕事内容を解説!

「医療事務」は医療専門の事務仕事です。

「事務」と名前が付きますが、受付や付き添いなど接遇の要素が強いので、一般事務職の方よりさらにコミュニケーションスキルが求められます。

また、多くは立ち仕事ですので、一般事務職から転職される方の中には、働いてみてからこの部分に戸惑う方もいらっしゃるようです。

レセプトは医療事務の花形ですし、クリニックでは特にレセプト技術に長けたスタッフは重宝されますが、目立たない部分ではあるものの、患者様とドクターや看護師の間をつなぐというもの大きな役割です。

医療機関によって医療事務の仕事内容は異なりますが、意外と知られていないことも多いので、こちらでまとめておきます。

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受付・案内業務

受付業務と一言で言っても、診療内容によって対応方法は多岐にわたります。ここではどの標榜科でもある初再診に触れておきます。

ちなみに、患者様全体の人数や、初診・再診の内訳をざっくりと把握しておくことは、クリニックの経営状況にも大きく影響を与えます。

詳しくは『クリニックの来院人数を把握するだけで生まれる効果』をご参照ください。

初診の患者様への対応

初めての患者様には、保険証をご提出いただき、問診票に住所・名前・既往歴などの必要事項を記入していただくことから始まります。

稀に「住所は書きたくない」などの主張をされる患者様もいらっしゃいます。

医療機関では個人情報保護の観点から外部に漏れることは無い旨を説明し、必ず全てを記載していただくようにしましょう。

問診票と一緒に保険証を預かり、その情報に基づきカルテの作成、診察券を発行します。(カルテは電子カルテと紙カルテの場合があります)

診察室への案内は医療事務が行うケースもありますし、クラークや看護師が行う場合もあり、クリニックの規模や標榜科目によっても異なります。

初めての患者様への対応で気をつけたいこと

はじめての患者様は普段より緊張してご来院されます。

この緊張をほぐすことは重要ななポイントです。

「初めて知らないクリニックに行く」患者様はきっと緊張しているはずです。

医療事務の仕事を何ヶ月かすると、その方にとってはいつもの職場になってしまい、そのことを忘れてしまう方は多いのです。

クリニックにいらっしゃるということは、体調がすぐれなかったり、様々な悩みをかかえてご来院されているので、前述の緊張も重なってナイーブになっていらっしゃる患者様も多く、

受付に立っている医療事務の対応で、クリニックの印象が決まる場合もあります。

余程横柄な対応をしない限りクレームになることはありませんが、マイナスにならない接遇ではなく、プラスになる接遇を心がけてください。

ただし、『丁寧すぎてもダメ!医療事務の接遇や言葉遣いは難易度が高い』でもお話している通り、サービスの向上を言い訳にして1人の患者様に付きっきりになってしまっては仕事が進みませんので注意が必要です。

再診の患者様への対応

時系列でお話しすると、最初は診察券を受取るところから始まります。

月が変わるごとに保険証の確認をする必要がありますので、今月初めての方へ保険証の提示を促して、このとき一緒にお預かりします。

該当の患者様のカルテを出し(紙カルテの場合)、カルテと必要な資料がある場合はそれも一緒に診察室へ運びます。

※患者様を診察室へ案内する、カルテを診察室へ持っていくなどの仕事がどう分業されているかはクリニックにより大きく異なります。

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カルテ管理

カルテには患者様の診療に関する情報が記載されています。

通常は問診票や保険証の情報も同じファイルに入っているので、大切に扱わなければなりません。

主な病状の経過はドクターが記載することがほとんどですが、問診票や保険証にある情報(患者様の生年月日や住所・性別など)は、医療事務が入力します。

紙カルテで保管されているか、電子カルテが導入されているかで医療事務の負担は大きく変わります。電子カルテが導入されていても、紙カルテも併用しているというクリニックもありますので注意しましょう。

参考:紙カルテによる医療事務の負担

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会計業務

診療が行われた日のカルテの情報を基に診療報酬を算定し、患者様のの窓口負担額を徴収します。

多くは忙しい職場ですので、短い時間で算定する点数を判断しなければなりませんし、算定漏れが多く出てしまうとクリニックの経営にも影響を及ぼす業務内容です。

多くのクリニックでは電子化が進み、導入されているレセプトコンピューターや電子カルテの機能も上がっていますが、最終判断は人間ですので、頼り過ぎないように知識を磨きましょう。

参照:医療事務のクレームやミスでクリニックに損害が生じたらどうするか

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レセプトの作成

レセプトには患者様の氏名・性別・生年月日など他に、加入している健康保険の情報や、病名、投薬、注射、処置、手術、検査、画像診断、リハビリなどの点数が記載されています。

約2年に1回改定されますが、診療の内容で算定できる診療報酬は決まっているので、クリニックではこの点数を合算して、保険者へ医療費を請求します。

保険診療がメインのクリニックでは、前述の会計業務とともに、ミスが多くなると経営状態にも影響を与えるとても重要な仕事です。

未経験で入社した方は、はじめのうちは関わらせてもらえないこともあるかもしれませんが、いつでも関われるよう勉強を重ねるべき項目でもあります。

2016年2月現在、一部の医療機関を除き猶予がなくなりましたので、保険者への請求方法は、電子申請かメディアに書き込んで郵送する方法のどちらかです。

点数や算定条件は下記書籍でご確認ください。

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。
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