看護助手の志望動機の例文と面接で気をつけること

この記事では看護助手のお仕事を希望している方へ志望動機の例文を掲載しています。

看護助手の志望動機の考え方は、基本的に医療事務と同じですが、「どうして看護助手になりたいのか」を強くアピールすることがポイントだと思います。

志望動機の例文ではなく、志望動機の書きかたをお求めの方は、『医療事務未経験者が面接で使える志望動機の例文と考え方』をご参照ください。

また、看護助手のご経験があり医療事務を目指される方は下記の記事をご参照ください。

Contents

看護助手に必要なスキルを考える

看護助手の仕事内容を紹介!資格なし未経験でもパート募集が多い職種』でもお話しした通り、看護助手の仕事は幅広い仕事を任されるわけですが、まずは看護助手として仕事を行うにあたりどのような要素が歓迎されるかから考えてみましょう。

看護助手の資格

クリニックではあまり重視されてはいませんが、看護助手にも「看護助手実務能力認定」を代表とする幾つかの資格があります。

看護助手の仕事を通して、近いうちに看護師へとステップアップされたい方は取得してみるのも1つの選択肢ですが、看護師へのステップアップをお考えでない方にはあまり必要ないかもしれません。

看護師へのステップアップをお考えの方は下記の記事もご参照ください。

医療業界経験者なら看護助手の即戦力

医療機関で事務職やサポート職をされていた方、介護の経験がある方は、看護助手の即戦力といえます。特に医療機関で働いた経験がある方は、最低限どのような職場かはイメージできていると思いますので、そこは医療業界未経験の方と比べてアドバンテージがあります。

また、「人と接する仕事」は数多くありますが、介護のように人との接し方に工夫が必要な仕事の経験は看護助手として働く上でプラスになりそうです。

コミュニケーションスキル

看護助手に限らず医療機関で働こうとするならば、コミュニケーションは必須のスキルといえます。ただ、

「コミュニケーションには自信があります」

に代表されるアピールはかなりの頻度で耳にするので、この1点での面接突破は難しいでしょう。

 

そもそも、コミュニケーションスキルがあるかどうかは、現場でのやり取りから面接官が判断する項目であって、自分からアピールするものではありません。

もしコミュニケーションをご自身の強みとしたい場合は、「コミュニケーションスキルがあります」といった安直な表現を使用するのではなく、例えば「入院している患者様の不安を解消する手助けをどう行えるか」など、実務にどう生かしていくかという形式にするのが良いと思います。

何故パートなのか

看護助手の求人はパートで出ていることが多いので、なぜパートかという点に関しても考えておきましょう。

本当は社員で雇って欲しいが、求人がパートでしか出ていないので・・・

という方もいらっしゃるかもしれませんが、正直に「パートの求人しかなかったので」とするよりは、「正社員が希望ではあるが、医療の仕事に係わる方を優先した」など、積極的な理由が欲しいところです。

看護助手の志望動機の例文

あくまで参考としてですが、看護助手の志望動機の例文を掲載します。ご状況に合わせてご使用ください。

理念・基本方針に共感を覚え

貴院の「地域に根ざした最善の医療サービスを目指します。」という理念・基本方針をとても魅力を感じました。患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、地域の患者様を大切にしている医療機関のメンバーの一員となり、貴院のサービスをより良いものにしていきたいと考え志望致しました。

理念や基本方針はホームページに記載されていることが多いので、志望動機に記載する場合は必ず目を通しましょう。読み込んでおくことが別の部分でもプラスに働く可能性が大きい内容です。

ただ、上記のような基本方針はどの病院もさほど大きく違わないので、汎用性が高い分「貴院に入りたい!」という熱意を伝えるには足りないかもしれません。

上記のような理念・基本方針を志望動機に組み込むなら、「地域を大切にするとはどういうことか」「より良いサービスとはどんなことを考えているか」くらいの質問には答えられるようにしていきましょう。

看護助手の友人がいる

患者様に清潔感のある心地よい診療時間を過ごしていただき、笑顔になっていただけるお手伝いをさせて頂きたいと考え志望いたしました。医療関係での仕事は未経験ではありますが、看護助手の仕事を聞き、「強い責任感とやりがいを感じることができる」という部分に魅力を感じました。回復に向かって努力する人を支える・・・そんな貢献を私もしたいと考えております。

「友人に影響された」と思われるとマイナスになってしまいますので、きっかけは友人でなくても良いです。

「強い責任感とやりがい」がそれぞれ何に該当するかはきちんと考えておきましょう。

資格を生かし接客業から看護助手へ

私は今まで約5年間接客業に携わってきました。高校時代に「少しでも役に立てば」と考えホームヘルパー2級の資格を取得しましたが、今回の離職をきっかけに、以前から興味があった医療関係に就きたいと考えるようになりました。

資格は看護助手とは直接関係があるわけではございませんが、患者様ひとりひとりと向き合い、コミュニケーションを取るということに関しては、接客業の経験も合わせて、未経験ながらも生かすことができるのではないかと考え志望させていただきました。

<参照>

ヘルパーの資格を持っているという設定ですが、別の資格でもこのようなアピールは可能です。

「コミュニケーション」という言葉は便利な反面焦点がぼやけますので、面接で「具体的にどのように考えているか」を話せるようにしておきましょう。

新卒・第二新卒・社会人の経験が浅い方向けの志望動機の例文

経験が浅い方の例文も記載します。

「他人のために」を強調

『他の方のために努力を惜しまずに尽くすことができる仕事だと考え看護助手を志望させていただきました。学生時代は女子テニス部で部長をしており、相手の言葉に耳を傾け、協調することの大切さを学びました。貴院で採用して頂けましたらこれらのことを生かし、最大限の努力をしていきたいと考えております。』

社会人経験がない、もしくは浅い場合は、おのずとアピールポイントが学生時代のものになります。

上記の例でいけば部活での経験で学んだものは他にもあると思いますが、看護助手に必要な要素と絡めて学んだことをアピールすると良いでしょう。

 

私が面接官なら、このような志望動機をお使いの方には、「他の方へ尽くす仕事は看護助手だけではないが、どうして看護助手なのか?」くらいの質問はすると思います。

こういったツッコミにも答えられるよう対策を考えておきましょう。

「どう努力するか」「相手の言葉に耳を傾けたエピソード」に関しても同様です。

親戚がお世話になっていた

父が貴院のお世話になっており、不安な日々を送っていた本人だけではなく、私や他の家族に親切にしてくださった関係者の方に憧れ、医療関係の仕事につきたいと考えました。その中でも貴院は自宅から近く、パンフレットを拝見したところ私の出身校の卒業生が働いているとあったのも志望した理由です。

前半部分は良く使われるフレーズですので「憧れ」を具体的にお話しする準備をしておきましょう。

「自宅から近い」がメインの理由では寂しいと思います採用では自宅から近い方の方が優遇される傾向にあるので、志望動機のサブ的役割として入れておくのも良いでしょう。

その他よく見られる記事

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事