「まだ医療事務の試験を受けていないのですが、選考を受けてもよいのでしょうか?」
このブログにも最近メールフォームを設定しまして、読者の方からご質問を頂戴するようになりましたが、こちらの内容を皆様とシェアしたいと思います。
※こちらのご質問をいただいたご本人様には、現状にに合わせて個別に解説させていただきました。
Contents
勉強と就職活動の平行
医療事務の試験前でも、まだ資格が発行されてなくても、結論から申し上げれば全く問題ありません。
このブログでも何度か申し上げておりますが、医療事務仕事は資格より「経験」が優先されますが、未経験者の方であっても資格の有無だけで判断することはありません。
クリニックで選考を受ける場合は重要度がさらに低くなる場合も考えられるので、「持っていないより持っていたほうが良いくらいのもの」と考えてください。
<参考>
せっかく一生懸命勉強したのですから、勉強と就職活動を同時に行うことで資格取得ができなかったという状況は避けたいところですが、
一方でできるだけ早く就職したい状況も理解できますので、前職をお辞めになっている方は特に「医療事務資格取得予定」ということで動いてみてはいかがでしょうか。
履歴書への記載方法
本来資格を持っていないと医療事務の資格は記入できませんが、「あとは試験に受かれば取得できる」という状況であれば、「平成○○年○月取得予定」というような記載をしましょう。
資格の有無で業務内容が制限される場合は別ですが、医療事務の場合はこの「資格取得予定」という記載は1つのアピール材料にもなり得ますので、記載しておいて損はないはずです。
ただし、取得日時があまりに先ですと信憑性がなくなりますので注意してください。
医療事務資格が取得できなかった場合
履歴書に「医療事務資格取得予定」と記載しおり、結果その時期に資格を取得することができなくても焦る必要はありません。
先ほども少し触れましたが、医療事務の場合は資格がなくても仕事を行うことができますので、実務に大きな支障がでることは考えにくいからです。
(2016.12.5 追記)
ただし、資格手当など資格があることで支給される手当がある場合は、給与支給額が変わる場合があるので注意が必要です。
まず人事担当者(クリニックの場合は大抵事務長様か院長先生です。)にその旨を伝えましょう。
資格を取得できないと減給!?
これはクリニック様の規定に従うところとなりますが、クリニックとしても、試験に合格することを前提として採用していますので、この状況は思わしいものではありません。
必ずしも条件が下がるとは言い切れませんが、「資格を取得できるまでは条件を下げる」という状況は考えられますし、受け入れるべきではないかと考えます。
次回の試験を受けられるのであれば、それまではその待遇でなんとか凌ぎ、資格取得できた際に条件を戻してもらえるよう約束を取り付けたいところです。
後日資格を取得できても、以前の口約束が守られないケースも考えられますので、この部分は書面にしていただくとベストです。