長すぎてもダメ!医療事務の志望動機に最適な文字数

医療事務の面接や書類選考のために志望動機を作成していると、段々ボリュームが増えてきます。 「あれもこれも書いておきたい」というのが思うところかもしれませんが、相手に読んでもらうものである以上限度はあります。

面接の担当者にもよりますが、私の考えるベストな文字数と作成のコツをお教えします。

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志望動機の適正文字数

応募の媒体により異なりますが、インターネットから応募される場合を想定します。

特に文字数制限がない場合、インターネットの応募などで使用する場合は200文字~300文字程度が適正です。

400文字を超えてくるとそれなりのボリュームになりますので、経歴が医療業界と関係がない場合などは読み飛ばされてしまうことも考えられます。

志望動機が長ければ良いというのは幻想ですので、しっかりと文字数まで考えて作成してください。

適度な文字数で志望動機を作るコツ

適度な文字数で志望動機を作るコツは、500文字程度の志望動機から推敲していく方法です。

下記に掲載する例文は私が作成したものですが、実際にこのようなまとまりのない志望動機を書かれる方もいらっしゃいます。

長すぎるものと適度な文字数のものを例を挙げてご説明します。

長すぎる志望動機の例文

大学卒業後、メーカー系の会社で総務課に所属し総務の仕事に携わりました。所属人数は少ない会社でしたので総務の仕事だけではなく秘書や広報等の業務を依頼されるなど、広い範囲の業務に関わりました。

その後部署を異動になり、工場で商品の出入庫に関わりました。総務の仕事と比べ仕事量は増えましたが、その分やりがいを感じることができ、積極的に役割を果たすことでより会社へ貢献することができるようになりました。

環境や部署が変わっても自分のペースを作り、自ら主体的に仕事へ取り組むことができるようになったと感じております。

その後の仕事ではお客様とお会いする機会が多くなり、お客様の立場に立ってサービスの改善を考えることができました。 現在は、今までの経験を活かしながら、未経験である人事の仕事を行っています。

私は医療事務の経験はありませんが、今まで一から勉強をおこなってきました。前任者との引継ぎが約1ヵ月という短期間でしたが、自主的にマニュアルを作り、確認作業を徹底することを心がけたことで、ミスを極力減らすことができたのだと自負しております。

現在は人は会社の大きな財産ですので、人事に関わる責任の大きな業務に関わることにやりがいを感じながら仕事に取り組んでいます。

未経験からのスタートになりますが、この経験を御社で活かし、医療業界で腰を据えて働いていきたいと考え志望させていただきます。

志望動機の文字数を考えて推敲

長文になりやすい特徴の1つとして今までの経歴を細かく書きすぎてしまっていることが考えられます。

今までの経験を簡潔に記載することと、その経験から自分の1番の強みは何なのかという点を整理してみましょう。文字数を考えて志望動機を書くと下記のようになります。

メーカーでは総務課に配属になり、総務の仕事に加え、秘書や広報、その後の異動で工場の商品出荷、人事など、幅広い業務に関わってきました。
医療とは関係のない業界におりましたが、環境や部署が変わっても慌てることなく業務へ取り組む為に様々な工夫を行い、新しいことに一から対応するスキルを磨くことができました。
医療事務は未経験からのスタートになりますが、上記の経験からわからない世界でも短期間で活躍できる自信があります。是非この経験を御院で活かし、腰を据えて働いていきたいと考え志望させていただきます。(245文字)

面接時の質問に答えることでカバーする

通常志望動機から面接官は質問を行います。

未経験の方なので上記の文であれば、「具体的にどのような工夫を行ったのか」「なぜ医療事務になろうと思ったのか」という点に関してはほとんど書かれていないので、質問された時に具体的に答えられるようにしておきましょう。

また、上記の志望動機は自分の強みが「わからない世界でも短期間で活躍できる」という点にしぼられていますので、それ以外の強みに関しても考えておいたほうが良さそうです。

短すぎる志望動機

前職の経験を活かし様々な状況に対応できるよう貴院に貢献したく存じます。

上記と同じ方でも短く記載しようと思えばこのくらいまで短くすることも可能ではあります。

しかし、これでは当たり障りない言葉を並べただけの志望動機ですので、この志望動機で未経験者の方が書類選考を突破することは難しいでしょう。

※経験者の場合はこの程度の志望動機でも書類選考を突破することは考えられます。

志望動機は熱意を伝えるチャンスでもあるので、短くまとめすぎないようにも注意しましょう。

強みが見えない志望動機

志望動機を短くするときにもう1つ注意しなければならないのは、ご自身の強みが見えるように書くということです。

下記のような志望動機も良くお見かけしますが、これではどのような部分を強みとしているのかが伝わりにく、熱意を伝えることもできません。

知人に医療従事者がいることから興味を持ち、自身も何か貢献できないかと考えるようになりました。 また、過去の事務経験も生かせるのではないかと考え、チャレンジする決心をしました。

上記の例では「医療事務になったきっかけ」が記載されていますが、これは面接時の質問で出た際だけ答えれば良い点でもあります。下記の記事をご参照ください。

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