クリニックでは忘年会や新年会は全員参加?院長先生のお悩み

年末年始になると特に忘年会や新年会についてご相談いただく機会が増えます。
「院長先生が社員(スタッフ)ご馳走するのは義務?」の他にも、普段ご馳走する時のお店選びのコツや、もちーベーションのための注意点に関してもお話ししておこうと思います。

スポンサーリンク

院長先生の忘年会や新年会のお悩み

運営されているクリニックの規模によってお悩みは多少異なると思いますが、参考までに私が今までにご相談いただいた内容をご紹介したいと思います。

忘年会や新年会の目的

クリニックでは院長先生がスタッフにご馳走する光景は珍しくありません。

実際「せっかく連れて行くのだから、普段はなかなか行けないお店へ連れて行きたい」と考えている院長先生は多いと思います。

目的は「ありがとう」の意味を込める他に、「より影響力を高めたい」といった、楽しむとは別の目的がある場合もあります。

どのくらい高級なお店が良い?

この手のご相談を頂いたときは、いつもこう答えることにしています。

「高級すぎるお店はやめた方がいいです」

目的がありがとうを伝えることであっても、影響力を高めることであっても、必要以上に高級なお店を会場に選ぶことに大きな効果は望めません。

近年はシーズンや時間帯を選ばなければ、高級なお店に安価な価格で行けるプランも増えたので、「影響力を強めたい」というお考えに対し、「1年単位で予約待ち」程度のプレミア感が必要になってしまうからです。

多くの場合「最安ではないチェーン店」くらいを目安にするようご提案しています。

高級なお店へ連れていくよりも、スタッフを交えて一体感を出す工夫をした方がよほど効果的です。

全員参加は必要?

全員参加の集りがあることは、スタッフを平等に扱う心がけにつながりますし、人数が多ければ場も盛り上がります。やり方次第ではありますが、職種が違うスタッフ同士も気軽に話す環境を作り一体感を出すことにもつながります。

忘年会・新年会・納涼会などの節目に行う会は、できるだけクリニック全員集合とした方がよいのではないかと思います。

ただ、近年はこういった職場の集いを嫌う若手も多く、時代的にも歓迎されにくくなっていますので、表向きは自由参加としつつ、できるだけ多くのスタッフに出席してもらうのが理想です。

院長先生や役職者からでは強制感が強くなってしまいますので、年次が近い先輩社員からお誘いするよう工夫するのが良いでしょう。

クリニック内の役職者のみで食事へ行った方がコスパが良く見えるかもしれませんが、私はあまりお勧めしません。

気にしていないように見えても一体感という意味ではどんどん一部のスタッフのみ孤立してしまい、いつまでたってもワンチームにはなりません。

クリニックの一体感を求めているのに、いつも気に入ったスタッフのみを連れて食事へ行くクリニックの院長先生は意外と多いです。

全員参加は費用がかさむがメリットも多い

「儲かってるんだから・・・」的なことを言う方もいらっしゃるかもしれませんが、スタッフが10人を超え、お店にもこだわるとそれなりの金額になります。

費用面の話がマイナスに働いてしまうこともありますので、スタッフには伝えない方が無難ですが、費用面から考えても、公式に全員が参加する集りは年2~3回程度で設定するのがよいのではないでしょうか。

毎月でも構いませんが効果はそれほど変わらないと思います。

気に入ったスタッフだけを連れて少数精鋭の食事会

気に入ったスタッフだけを連れ、少数精鋭でのミーティングと称した食事会を頻繁に行っている院長先生もいらっしゃると思いますが、私はあまりお勧めしません。※たまになら良いとおもいます。

ミーティングであれば院内で行えば良いですし、お弁当程度の支給であればまだしも、わざわざ食事連れ出す必要はありません。

もちろん、食事をしながら密なコミュニケーションがとれるメリットがありますが、多くの場合、院長先生に近いスタッフとは既にコミュニケーションが取れているはずです。

こそこそ気心しれたスタッフと「さらなるコミュニケーション」を築いている院長先生は、「ほかのスタッフからの嫉妬」という大きなデメリットを背負い続けていることになります。

また、あまり少数のスタッフに大きな権限を持たせると、何かで裏切りにあったときに大きな痛手を負うことになります。

そんなことはないに越したことはありませんが、私が知る限り暴走して知っている秘密を暴露して辞めていくスタッフもちょくちょく見かけます。あくまで従業員として接するのが良いでしょう。

スポンサーリンク

重要なのは楽しんでもらうこと

こういった飲み会を主体としたコミュニケーションの場を提供することの根底には「楽しんでもらう心」が必要です。

至極当たり前のことですが、私が見てきたクリニックの院長先生の中には、明らかにスタッフファーストではない考え方の先生もいらっしゃいましたので、あえて申し上げています。

では「楽しんでもらう」ためにどのような工夫が考えられるでしょうか?

持ち回りでスタッフが企画する

忘年会・新年会・納涼会といった定期的に開催する集りでは、決められた予算内で、係を持ち回りにして、スタッフが考えるというのも1つの手段です。

院長先生としては、昨年の幹事に負けまいと様々な工夫を自主的にしてくれることを期待してしまいますが、乗り気でないスタッフが幹事でも、教育の一環として見守ると良い結果になることが多いように思えます。

コンセプトと予算は院長先生が決める

スタッフの自主性に任せるといっても、丸投げ状態ではうまくいかないことが多いです。

また、自主性に任せた結果コンセプトが変わってしまったり、最悪スタッフのやりたい放題になってしまうこともあり得ます。

そういったことを避けるためにも、コンセプトと予算は必ず院長先生が決めてください。

コンセプトを決めるといわれると難しいかもしれませんが、「普段あまり話す機会がないスタッフ同士のコミュニケーションを強化する場にしたい」「まだ入社間もないスタッフにもスポットが当たるように」など、1番優先してほしいことを伝えればよいのではないでしょうか。

スポンサーリンク

私が見た最悪の忘年会

以前の私のクライアントで、私も忘年会に参加かせていただいていたのですが、その会が今まで最悪でしたので、反面教師としてご紹介したいと思います 笑

スタッフの前で店にクレームをつける

普段院長先生がいらっしゃるお店だったようで、サービスや味が気に入っているから、自院のスタッフや関係者の方にも是非来てほしいと、かなり高級な中華レストランで開催されました。

お店はとても良い雰囲気だったのですが、その日に限ってオーダーミスがあり、会が思ったように進行しないトラブルに見舞われました。

支配人がお詫びにいらっしゃっていましたが、その方に対して院長先生は憤慨しお説教の嵐。隣にいたスタッフが止めに入り、新人のスタッフはドン引き、私も食事を味わう雰囲気は全く感じられませんでした。

誰のための会かわからない忘年会

もちろん後からおいしかったなどという感想がでるわけもなく、とてもスタッフの皆さんが楽しんだようには見えない誰のための会だかわからないものになってしまいました。

後日お話を伺うと、ところどころに「費用は全額こちら持ちなのに」というニュアンスの言葉がでてきてしまい、本来の目的とはかけ離れてしまいました。

スポンサーリンク

院長先生がどうしても先頭に立ってしまう場合の対処法

クリニックの院長先生でいらっしゃれば、ブライドは高くて当然だと思います。

感情のコントロールやコミュニケーションが得意ではない方もいらっしゃると思いますので、そのような先生へ1つご提案です。

2次会はスタッフだけで行わせる

節目となる会はスタッフ全員で行い、長くとも2時間程度でお開きにするようにし、スタッフ主導で2次会を開催させます。

「2次会なんてしている様子はない」というケースもあると思いますが、「院長先生は参加しないが費用は出す」とすれば、スタッフ同士の結束という目的は達成できるのではないでしょうか。

もちろん予算の設定は必須です。1名あたり3,000円~4,000円程度で良いと思います。

悪口いわれない?

スタッフだけの2次会を提案すると「スタッフだけでは自分の悪口大会になるから嫌だ」とご回答いただくことがありますが、その懸念があるならおそらく2次会を開催しなくても、悪口の1つや2つは言われていると思います。

スタッフだけで集まれば仕事の愚痴や不満がでてきて当然ですので、時にはその矛先が院長先生に向いてしまうこともあるでしょう。

そこはもう割り切るしかありません。

費用は出しているわけですから、スタッフの不満があったとしても、院長先生の評価は少しは良い方向に向かうのではないでしょうか。

調査をしてはいけない

スタッフのみの2次会に費用をだしていると、2次会で出た不満や愚痴を調査したくなるかもしれません。しかし、ここはぐっとこらえてください。

もし調査をしようものなら2次会の費用は全く意味のないものになってしまいます。

横棒

関連型ユニット レスポンシブ

おすすめの記事

横棒

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする