未経験者が医療事務の志望動機を考える5つのポイントと例文

未経験の方が医療事務の求人へ応募する際、始めに必要な準備は、志望動機を考えることです。

志望動機は、書類選考でも面接でも必須項目ですので、未経験で医療事務への転職をお考えの方は特に準備が必要な項目です。

こちらの記事では「オリジナルの志望動機の考え方」をテーマにしています。

志望動機の例文をご覧になりたい方は『未経験で医療事務へ転職!志望動機の例文』もしくは志望動機の添削一覧をご参照ください。

現在無料で志望動機の添削を行っています。「志望動機を作ってはみたもののイマイチしっくり来ない」「これで良いかみて欲しい」という方はこちらよりご連絡ください。

スポンサーリンク

クリニックが求めるのはオリジナルの志望動機

医療事務の志望動機の例文はインターネットで検索すればいくつも見つかりますが、クリニックが求めているのはオリジナルの志望動機です。

検索で見つかった例文をコピーしたり、不用意にリライトすると、可もなく不可もなくといったものが出来上がってしまい大きな注目を集めることはできません。

医療事務は人気の職業に分類されるため、倍率が高めで、通常は経験者が優遇されます。

採用側から申し上げれば、この中に未経験者が食い込むためには、ご自身に合った志望動機が必要です。

志望動機の例文は、他サイトでも入手できると思いますが、「本気で医療事務になりたい」とアピールするには、オリジナルの志望動機の方が効果的です。

少し時間を割いて志望動機を考えてみましょう

(2017.6.16 追記)
医療事務未経験で志望動機の作成を急いでいらっしゃる場合は、下記5つのポイントをご覧になった上で、「鉄板の三部構成」を使用してください。

医療事務未経験!最速で志望動機を作るなら鉄板の三部構成
未経験者の志望動機は通常「なぜ医療事務になろうと考えたのか」「数ある求人の中でこのクリニックを志望する理由」「その中で自分がどう力になれるの...

志望動機の例文について

これから医療事務になりたいとお考えの方は「志望動機の例文」を求めている方が多いのかもしれません。

「オリジナルの志望動機を考える土台として例文を活用したい」

「そもそもゼロから考える時間がない」

という方も多いと思いますので、別記事にて例文を掲載します。

例文をそのまま使用することは効果的ではありませんが、例文を元にしながら、下記の要素を足していくと、オリジナルの志望動機に近づきます。

資格をお持ちでない方(飲食・接客業の経験あり、新卒)は下記をご参照ください。

未経験で医療事務へ転職する時に使用する志望動機の例文
医療事務の転職活動には志望動機が不可欠です。志望動機の考え方は以前お話しておりますが、例文が欲しいというご要望を頂く機会が多いのでいくつか掲...

資格をお持ちの方の例文は下記に記載します。

医療事務未経験だけど資格あり!志望動機の例文6選
医療事務の志望動機の例文は幾つか掲載していますが、今回は「医療事務未経験で資格あり」もしくは「資格取得のために勉強を始めている」方向けの志望...

スポンサーリンク

医療事務になりたい理由

オリジナルの志望動機を作成する1つ目のポイントは、「医療事務を目指す理由」です。そもそもどうして医療事務を目指すことになったのでしょうか。

なんでも正直に話せば良いわけではない

冒頭から正攻法とは言えない方法をご紹介しているようで心苦しいところはありますが、未経験の方の場合、医療事務になりたい本当の理由は、

他になるものがなかったから。
将来安定しそうだから。
長く働ける職種だと聞いたから。
家から近いから・・・

といったものではないかと推測されます。さすがにこれをそのまま話す方は稀だと思いますが、これらの理由はたとえ真実であっても使用を避けてください。

志望動機は「正直に話せばよい」というものではなく、印象が悪くなる要素は極力使用を避けるべきです。

どうしてもこれらの要素を入れたい場合は、2番目、3番目の理由にしましょう。

(2016.9.1 追記)
どのような理由が妥当かは別記事にて記載しています。『何故医療事務を目指したのか?履歴書に書ける志望理由の例』をご参照ください。

何故医療事務を目指したのか?履歴書に書ける志望理由の例
医療事務の志望動機を作成する時に必ず通ることになるのが「医療事務を目指した理由」です。たとえ本音が「安定しているから」だったとしても、その理由を面接で言うわけにはいきません。今回は履歴書や面接でウケが良い理由の考え方を例文とともに考えてみましょう。

「医療事務は長く働けるから」ではダメ?

「長く働けるから」という理由自体に問題はありません。

しかし、それは応募者から見たメリットですので、目指す理由がこれだけでは、内定をいただくことは難しいと考えて下さい。

もし、「長く働ける」という医療事務の特徴を志望動機としたいのであれば、その要素はどこからくるのか、そもそも本当なのか、実際はどうなのか、などを検証し、確信を持って話すことができるよう、準備を怠らないことです。

よく調べもせずに「そういう話を聞いたから」程度の知識では、薄っぺらい志望動機になってしまい、説得力に欠けます。運よく書類選考は通過しても、面接で見抜かれてしまうでしょう。

「働ける年数が長い」というのは医療事務の全体の特徴ではありますが、実はケースバイケースです。詳しくは下記の記事をご参照ください。

医療事務は年齢よりキャリア!長く働きたい人へのアドバイス
医療事務の資格取得を考える方にとって、「医療事務は年齢を重ねても勤務できる職業だ」という要素は非常に魅力的だと思います。私が考えるに、これは...

スポンサーリンク

未経験でも医療事務の仕事内容を調べよう

ポイントの2つ目は、「仕事内容に触れること」です。

未経験の方と面接をしていると、そもそも「どんな仕事をするのか」を調べていない方が非常に多いのが目に付きます。

「志望動機に何を書こうか迷っている」方の中には、

医療事務が何をするのかよくわからないけれど、未経験だから仕方がない。

と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

確かに未経験の仕事内容を経験者並みに知ることは難しいことですが、

「医療事務が何をするのかは、ちょっと人から聞いた程度しか知らない」状態では、「医療事務になりたい」という熱意を伝えることができません。

もし「未経験だから仕方がないでしょ!」というスタンスで面接を乗り切ろうとしているのであれば、内定は遠いと言わざるを得ません。

「医療事務の仕事に魅力を感じた」とおっしゃっているのに、医療事務の仕事は受付だけだと勘違いしている方も結構お見かけしますが、

最低限「一般的には」どんな仕事を行っているのかということは把握しておくべきです。

クリニックで医療事務がどのような仕事をしているかに関しては、下記の記事をご参照ください。

医療事務ってどんな仕事?クリニックの仕事内容を徹底解説します
医療事務の仕事の内容は、「医療専門の事務仕事」です。 医療事務の仕事は範囲が広く、意外と知られていない仕事も存在します。 「医療...

スポンサーリンク

「医療事務を目指したきっかけ」をメインにしない

ポイントの3つ目は、「医療事務を目指したきっかけ」を志望動機のメインにしないことです。

よく「クリニック(病院)に患者として行ったときに優しくされた経験をきっかけに医療業界に魅力を感じ・・・」というお話が志望動機のメインになってしまっている方をお見かけします。

志望動機として不適切ではありませんが、医療事務を志望した理由がこれだけではまず合格にはなりません。

多少の脚色は良いが辻褄は合わせる

この「きっかけ」の部分は、脚色されていることが多く、中には、辻褄が合わない方もいらっしゃいます。

例えば、

幼少の頃に祖母が近くの診療所へ通院しており、私も良く連れて行ってもらっていたのですが、その時に対応してくださった医療事務の方がとても親切にしてくださり、医療事務のお仕事をとても魅力に感じたのをきっかけに志望しました。

「過去の体験からずっと興味を持っていて、やっと志望することができた」という構成はわりと良く見かけます。

職務経歴が浅い方であればまだしも、相応の社会経験がある方が転職される際に使用するのであれば、今までは医療業界とは全く違う業界にいらっしゃったことに、説得力のある理由付けが必要です。

昔から医療業界に興味があったのに、医療事務未経験の理由は何でしょうか。

かなり強引に辻褄を合わせなければ、成り立たないような気もします。

志望動機を多少脚色するのは悪いことではありませんが、辻褄は必ず合わせるようにしてください。

医療事務に魅力を感じたきっかけを使用するなら

もし、この「きっかけ」を、志望動機の最初に持ってきたいのならば、その魅力に感じた医療事務さんに話を聞いてみてはいかがでしょうか。

「行動力がある」と言わなくても、そのように評価してもらえると思います。

きっかけを使用した例文

以前から医療事務に魅力を感じておりましたが、その考えは漠然としていたので、実際に医療事務の方に詳しく仕事の話を聞きたいと考えました。

しかし、私の周りには医療事務のお仕事をされている方がおらず、友人の紹介でクリニック勤務の医療事務の方を紹介していただきました。

医療事務になる為のアドバイスをいただこうと思っていましたが、医療事務になってからのアドバイスもいただき、現在は、漠然としていたものがクリアになり、医療事務になることがゴールではなく、そこでどのように働くかが一番重要だと考えています。

内定を頂戴できましたら、患者様とドクターや看護師さんの橋渡しをできるような医療事務になりたいと考えていいます。

辻褄が合っていれば、実際に話を聞く必要はないかもしれません(笑)このくらいの方がインパクトがありますし、自分で調べる能力があるのだと伝えることができます。

※嘘はいけませんがこれくらいの情熱はあってもおかしくはないと思います。

<参考>

どんな医療事務になりたい?将来のキャリアに関する質問の答え方
医療事務は長く働くことができる職業ということもあり、面接で将来の展望に関する質問を受けることがあります。長く働きたいとお考えの方は、理想とする将来の働き方のイメージがあると説得力が増しますので、模範解答を出しながらご説明します
クリニックで働く医療事務に捧ぐ7つの心得
昔話で恐縮ですが、私が初めて医療業界に初めて入ったときは、「自分の常識がここまで通用しないか」と思われることもしばしば。 それまで経験...

現場で感じたことを入れる

ポイントの4つ目は、少し踏み込んだ内容になりますが、「現場で感じたことを入れる」です。

今までは「なぜ医療事務なのか」でしたが、

「数ある医療事務の中でもこのクリニックで働きたい!」という主張に臨場感を出す1番簡単なテクニックは、現場で感じたことを志望動機に入れることです。

同じ診療科がある別のクリニックへ行っても行動力のアピールにはなりますが、どうせ様子を見に行くなら、志望しているクリニックへ行ってしまいましょう。

書き方を間違えると「偉そう」な印象を与えてしまうこともあるので、下記の例文を見ながら取り入れてください。

現場で感じたことを入れる例文

半年ほど前、御院の近所に住んでいる友人が体調を崩したため、付き添いで伺ったことがあります。患者様の立場で医療事務の方を見ていると、とてもテキパキとしていて、患者様の時間を大切にしながらも、失礼がないような接遇をされている印象を受けました。

私の友人は初診だったのですが、不安に感じていることを踏まえた接遇をしてくださり、胸につかえていたものが取れたようでした。自分もそのようになりたいと考えました。

患者様の視点からでは限界はあるかもしれませんが、自分がここで働くことになるのだという視点から、現場を見て感じたことを志望動機に添えるのは効果的です。

また、他に行う方もそうはいませんので、ほかの未経験者の方との差別化ができるメリットもあります。

スタッフがどのような表情で働いているのか、イキイキと働いているのか、それとも疲れている、暗い雰囲気なのかといことがわかれば、最終的に志望するかどうかの判断材料にもなりますし、

志望するクリニック以外にも足を運んでみれば、クリニックごとに、事務の役割や仕事の内容が異なるということ肌で感じることができます。

クリニックの特徴から考える

最後のポイントは、ポイント4と同様に「このクリニックを志望した理由」というところに役立ちます。

医療事務になる理由はなんとか考えたけれどこのクリニックを選んだ理由は・・・

実際のところは「求人があったから」「未経験者でも可の表記があったから」だったとしても、さすがにこれをそのまま言うわけにはいきませんね。

「何故このクリニックを志望したのか?」という質問は面接でも良く聞かれる質問ですので、ここで一緒に考えてしまいましょう。

考えるポイントは「クリニックの特徴をつかんだ理由にすること」です。

特徴=こだわりと考える

全てではありませんが、クリニックの面接を受けられる場合は、最終面接の担当が院長先生でるケースがあります。こういう時は面接を受けるクリニックを志望した理由が明確であったほうが有利です。

なぜなら、院長先生はドクターであると同時に経営者でもあるからです。

当然日々様々な点を工夫をされていらっしゃるので、そのような「クリニックのこだわり」を上手に志望動機へ織り交ぜると効果的です。

どのような点にこだわっているのか

こだわりは、HPやクリニックへ入ってみたところから探すしかありません。

下記にクリニックのこだわりの例を挙げておきますが、どこにこだわっているかわからない時は、クリニックの率直な印象を語るようにしましょう。

お知らせは壁に貼らない

私が担当している皮膚科のクリニック様で、「患者様へのお知らせは絶対壁に貼らない」というこだわりを持つ院長先生がいらっしゃいます。

壁に直接チラシを貼り付けていると、明らかに院内の美観を損ない、肝心な知らせたい内容は見てもらえていないという状況では、患者様の印象も良くはないでしょう。

<参考>

掲示物とBGMでクリニックの雰囲気を良くする方法
標榜科目がなんであれ、クリニックは病人が集まるところですので、雰囲気は悪くなりがちです。 感覚的な表現で申し訳ありませんが「どよりとし...

このクリニック様ではPRを行っていないわけではなく、お知らせの内容を幾つかのカテゴリーに分け、コルクボードへ張り付けたものを、決められた場所に掲示しています。

患者様目線で見やすく役に立つ掲示板を作っていて、患者様からも好評です。

このような「工夫している部分」や「こだわっている部分」を志望動機の中に入れられると大きくプラスになることがあります。

その他のこだわりの例

多くの院長先生がこだわっていることの1つに「院内美化」「接遇の強化」があります。

どちらもやや一般的ではありますので、具体的な点を挙げられると良いと思います。

その他、「土足ではないので院内がとても綺麗」「スリッパが常にそろえられていて気持ちがいい」「院内が乾燥しないように気を使っている」「寒すぎない、熱すぎないといった温度管理ができている」「待合の椅子が座りやすかった」など、こだわるところもそれぞれです。

こだわっている点なのか自信がなくても、「クリニックに良い印象を抱いた」ことを具体的な事例と絡めて伝えることができれば、それで十分です。

最後に:医療事務未経験者は面接までの道のりが長い

医療事務未経験者の方は、そもそも医療事務の内定をもらう以前に面接へこぎつけるまでに苦労するはずです。

確かに医療事務の求人には「未経験可」とされているものもありますが、未経験の方を面接していただけるクリニックの方が少数です。

就職活動を行うにあたり「医療事務未経験で資格も持っていない」という状態では、資格をお持ちの方と比べて不利ではありますが、資格の有無だけで合否が出ることはありません。

医療事務資格の必要性を解説!未経験なら就職で有利になる場合も
医療事務は資格がなくても就職している方もいるので、資格を取得する必要はないという意見がありますが、事実ではあるものの極論です。特に未経験で医療事務へ就職を考えている方にとって、資格を取得することは就職を有利に進める有効な手段です。

就職活動される際は、「未経験者可」と記載されている求人だけではなく、できるだけ多くのクリニック、病院へエントリーされることをお勧めします。

「経験者のみ」の医療事務求人でも未経験者は応募するべき
医療事務の求人の多くは「経験者のみ」という表記がされており、未経験で医療事務への就職を希望している方にとって、未経験可の募集がないという悩み...

魅力的な志望動機を作成し、医療事務としてこれから活躍されることをお祈りしています。

ポイント1~ポイント5を踏まえて志望動機を作成したら、何回も読み直して推こうしましょう。良い志望動機となるようにチェックポイントを用意しましたのでご参照ください。

参照:医療事務の志望動機ができたらチェックしたい6つのポイント

長すぎてもダメ!医療事務の志望動機に最適な文字数
医療事務の面接や書類選考のために志望動機を作成していると、段々ボリュームが増えてきます。 「あれもこれも書いておきたい」というのが思うところ...

クリニック専門医療コンサルタント。
都内クリニックの事務長を11年経験し独立。
現在は関東圏のクリニックへ人材教育と採用活動を通したコンサルティングを行っている。医療事務・看護師の面接回数は合計800回を超える。

スポンサーリンク
横棒

関連型ユニット レスポンシブ

おすすめの記事

横棒

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする